■9歳の少女と『星の王子さま』
そんな竹野内さん出演作の中で、一番のおすすめは、劇場アニメーション映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015年)です。
竹野内さんの麗しいお姿が登場しないアニメーション作品ですが、あえて本作をチョイスしたのには理由が。アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説『星の王子さま』をベースに、9歳の女の子を主人公に据え、その子を通して「星の王子さま」のストーリーが展開していく作りになっています。
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■妖艶なヘビに負けたい
フランスで製作された本作ですが、オリジナル版の声優陣は、ジェフ・ブリッジスを筆頭に、ハリウッドスターがずらり。その日本語吹き替え版で、竹野内さんは、ヘビの声を担当しています。
哲学的な要素を含むストーリーにおいて、「ヘビ」は何を象徴するのか、諸説ありますが、静かで狡猾に見えて、危ないとわかっていながら惹かれてしまう妖艶さが、「ヘビ」にはあります。
本作でのヘビの登場シーンは非常に少ないですが、その短い時間に声だけで、だれもが抗いがたい魅力を醸し出してしまう竹野内さん。ぜひその誘惑に負けたくなるはずです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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