役所広司、ヴィム・ヴェンダース監督の新作映画の主演に 「美しい物語になる予感」
役所広司が、ヴィム・ヴェンダース監督の新作映画で「トイレの清掃員」を演じることが決まりました。
俳優の役所広司さんが10日、都内で開催された「THE TOKYO TOILET Art Project with Wim Wenders」の記者発表会に、監督のヴィム・ヴェンダースさん、プロジェクトオーナーの柳井康治さん、クリエイティブディレクターの高崎卓馬さん、建築家の安藤忠雄さん、渋谷区長の長谷部健さんと共に登壇。
役所さんは、渋谷のトイレを舞台にしたヴェンダースさんの新作映画の主演を務める意気込みを口にしました。
■素晴らしいご褒美
ドイツ出身の映画監督・ヴェンダースさんが制作する映画の主演を務める心境について役所さんは「ヴィム・ヴェンダース監督の作品に自分が参加できることが、俳優になって40年、頑張ってこの業界にしがみついてきていてよかったなと思いました。素晴らしいご褒美をいただいたような気がします」と喜んでいました。
また「この作品を断る俳優はおそらくいないんじゃないかと思います」と話しました。
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■美しい物語になる予感
役所さんが演じるのは、トイレの清掃員。
同発表会が始まる前に、楽屋で演じるキャラクターの話を監督から聞いたという役所さんは、演じる意気込みについて「トイレという場所を舞台に365日休まず1日3回、トイレを清掃する男ですけど、とても美しい物語になるような予感がしました」と語りました。
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■公衆トイレのイメージ
どのようにトイレの清掃員を演じるか問われた役所さんは「公衆トイレとなると汚かったり臭ったり、ときには危険な場所だったり、おまけに壊れていたりすると、どんどん公衆トイレを使う人のマナーがダメになっていくイメージがあったんです」と発言。
続けて「清掃員が非常に汚れた状態のトイレを見たら『どんな気持ちになるんだろう』とか、あとは清掃員が綺麗にした後に、公衆トイレに入ってきた人間が、その美しさにどんな気持ちになるんだろうとか考えています」答えていました。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)