ウィル・スミスの「平手打ち謝罪」に日米で論調の差 その理由とは

ウィル・スミス氏がアカデミー賞でプレゼンターを平手打ち。その行動に賛否両論。

ウィル・スミス
(引用:IMDb.com, Inc)

日本時間28日に行われた「第94回アカデミー賞」授賞式にて自身の妻に関するジョークを言ったプレゼンター・クリス・ロックさんに平手打ちをしたとして、俳優のウィル・スミスさんが謝罪を行いました。

29日に更新されたインスタグラムにて、自身の振る舞いに関して説明しています。

一連の事件に対し、日本と英語圏における論調の「差」も見受けられました。



■丸刈り姿をイジる

事件の発端は、クリス・ロックさんが会場にいたウィルさんの妻・ジェイダ・ピンケット・スミスさんのヘアスタイルを女性海軍訓練生を描いた映画『G・I・ジェーン』になぞらえたジョークを披露したこと。

『G・I・ジェーン』の主人公は丸刈り姿で登場するため、現在同じく丸刈りのジェイダさんをイジる形となったのです。

クリスさんが「『G・I・ジェーン2』が待ち遠しいよ!」と発言したところ、会場からは笑いが。しかしジェイダさんの「丸刈り」はファッションではなく、円形脱毛症について悩んでいたことから意を決して行ったものであるため彼女の顔には悲しげな表情が浮かんでいました。

(ジェイダさんは自身の髪型や円形脱毛症について公言しており、昨年夏頃から短髪にしています)



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■家族への「侮辱」と捉え激怒

妻をイジられたウィルさんは、この発言の直後にステージへあがりクリスさんを殴打しました。クリスさん「Wow!」と驚いた様子でその場を切り抜けましたが、殴打の瞬間は全世界に拡散され、ネットでは両者の言動に賛否両論が沸き起こっています。

主催の映画芸術学科アカデミーは同日、ウィルさんを「非難」し、正式な調査を開始したと告げました。

そして翌29日、ウィルさんは自身のインスタグラムを更新し授賞式での行いを「許容できず許しがたいもの」とつづりながら感情的に反応してしまったと説明。

続いて「公に謝罪したい。クリス、私は言い過ぎたし、間違っていた」「愛と優しさのある世界に、暴力の居場所はない」と謝罪し、自身の見解を述べています。また「アカデミー、プロデューサー、全ての出席者の皆さん、そして世界中で見ている全ての人に謝罪したい」とし「本当に反省している。私は未熟者だ。敬具 ウィル」と言葉を結びました。

続きを読む ■日本とアメリカで「意見」異なる

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