「もっと向上心を！」にぐったり　熱量が合わない人との付き合い方

「職場でこちらの仕事にまで『もっとこうするべき！』『まだがんばれるよ！』と口を出してくる人がいて、とても困っていました。会社の業績を伸ばしたい意欲は伝わるけど、仕事を分担している以上、こちらのやり方も尊重してほしくて。

悩んだ末に、お互いのゴールをわかりやすく示してみたら、想像以上に効果がありました。『あなたの目標はこれ、私の目標はこれ！』と、それぞれの目指すゴールは違うことをアピールするんです。同じ会社で働いているから、最終的な目標は同じになるかもしれないけど、受け持っている仕事ごとの目標は違いますよね。

お互いのゴールを決めたことで『私とあなたは違う仕事をしていますからね』と、さりげなく相手に意識させられたのかも？　と思っています」（20代・女性）

「自分のやる気や向上心を押しつけてくる人は、実は心の中で『周囲に認められたい・ほめてほしい』と思っている人が多いんです。『自分には向上心がある。だからあなたも自分のようにがんばって！』と言っているようなもの。

そういう人には、こちらが応援側に回るのがおすすめ。張り合ったり、相手を論破したりしようとすると、余計に相手の気持ちが盛り上がってしまうかもしれないから。

『向上心があってすごいですね！　次の目標はなんですか？』と、相手に喋らせるのが一番です。ひと通り話が終われば、満足して去っていく人がほとんどですよ」（30代・女性）