ひろゆき氏「年金をもらいながら働くというのは悪」 若者を圧迫する現状に苦言 

高齢者の労働・仕事について語ったひろゆきさん。生活保護について「それが当たり前になればいい」との願いも伝えました。

■アイデンティティは必要なのか…

また、成田さんは「自分が存在することの自信がない」という人が「労働・仕事」ということを言い訳にしている節もあるのではとの見解を示し、「仕事というアイデンティティ以外に、自分が存在していていいんだという世の中になるような、色んなアイデンティティをもっと作っていくことが大事」と、現状では“役に立つ”という定義が狭すぎることや、お金や生産に結びつけられないような制度をたくさん作れるのではないかと提案。

成田さんの話にひろゆきさんは頷きながらも「アイデンティティが必要というのは、間違っている」「“社会で承認されてる人は価値があって、そうじゃない人は価値がない”という思い込みを、日本の社会はみんなに押し付けようとしてる」と苦言。

「本人が幸せだから十分なのに『あなたは社会のなんの役に立ってると思いますか?』『存在価値を教えて下さい』と聞くようになったのが、間違いだと思う」と語りました。


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■生活保護に対するイメージに懸念

また、ひろゆきさんの思う「働かなくていいという社会」にするための答えは…「みんな生活保護をとりまくって、それが当たり前になればいい」と回答。

これには神津会長は「そこにヒントがあると思う」と納得。、「生活保護を受けるなんて恥だ、みたいな世間体がのしかかっている。生活保護を受けずに飢え死にするようなケースもある」と、生活保護を受ける権利のある2割が受けていない現状を説明しました。


■ひろゆきの感想に神津会長「悲しいな…」

前編では、非正規の人たちの給与の低さ、組合に入ったところで意味をなさないことに苦言を呈していたひろゆきさん。

最後に感想を求められたひろゆきさんは、「非正規雇用の人たちが、金を儲けられるようになるかを出来るかどうかで、ここ10年で、日本が成長するかしないか決まる気がしていて」と、改めてこの件をピックアップ。

続けて「労働組合とか社会党の人たちがやるべきことだと思っていたんですけど、なかなか難しいということがわかったので、ここ10年間で非正規雇用の人たちが幸せになるということは、ないなというのが僕の感想です」と伝えると、神津会長は「悲しいな…」と苦笑する結果となりました。

コメントには、成田さんやひろゆきさんの言葉に納得するコメントのほか、「年金じゃ足りないから仕事をしてる」「年金が十分にもらえていないからでは」などの反応も見られます。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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