EXITりんたろー。ネットにはびこる誇大広告 「ほとんど買ったんじゃないかな」
雑誌からネット上に場所を変えてもなお蔓延する「誇大広告」。「全部嘘」と話す兼近さんと買いまくるりんたろー。さん。
■兼近、りんたろー。に「何度も何度も騙される」
りんたろー。さんを指しながら「全然、科学に基づかないんすよ。何度も何度も騙される。純粋に」と理解出来ない様子を見せた兼近大樹さんは、広告商品に「全部嘘だよ!」と言われて育った経験から「大人になっても、すべてが嘘だと思います」と断言。
これには、りんたろー。さんは「幸せを得るチャンスを逃してきたんだ~」と仕返し、スタジオを笑いに包みました。
「英語の教材はお金を投じた」というテレビ朝日アナウンサーの平石直之さんは、かつて「聞き流すだけで~」などの教材を購入したそう。結果は「やっぱりダメでしたね」「自分で手とか口を動かさないとダメだな」と実感したようです。
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■若新「現実味のある話ほど残酷なものはない」
誇大広告について、出演者のプロデューサーで慶應大特任准教授の若新雄純さんは「勉強してお金を稼げるようになるというのは、科学的なことや努力が必要だけど、科学的なものとか現実味のある話ほど残酷なものはないと思う」と持論。
続けて「科学的じゃない、現実的じゃない話だからこそ『自分ももしかしたらチャンスがあるかもしれない』って希望がそこにある」と、悪徳商法ではあるものの多くの人に希望は与えている存在であることも説明しました。
■平石アナ「その人が価値を見出すか…」
また、原価2000円の水晶を30万で販売していた人の話に平石アナは「2000円って聞いたから『えー』ってなるけど」と前置きしつつ、「その人が30万円の価値を見出すか、しか問題点はない」と、当人が付加価値をつけ、幸せであれば問題ないのでは? との見解を示しました。
とはいえ、基本的には真実より優良な商品・サービスだと誤認させる表示や、そうではないのに有利な取引条件だと誤解させる行為は「不当景品類及び不当表示防止法(景表法)」にあたり、訴訟化したケースも。
自身が商品に納得しているのであれば問題ないものですが、コロナ禍で不安を抱く人が多い今、この心情に漬け込む悪徳業者が増えていることは忘れたくないですね。
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(文/fumumu編集部・冬野 とまと)- 1
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