日本一の「パンダ天国」和歌山県 15頭のパパと8頭のママを見に行こう
和歌山県白浜の『アドベンチャーワールド』には、多くの子供をなした立役者パンダがいる。
昨年6月に誕生した上野動物園の赤ちゃんパンダ・シャンシャンが、人気を集めています。
シャンシャンの両親は、中国の臥龍保護センターで生まれて来日したシンシン(雄)とリーリー(雌)。このペアからは、2012年にも雄の赤ちゃんが誕生していますが、わずか6日の命でした。
■15頭もの父、「子作り名人」が和歌山に
日本で初めてジャイアントパンダを飼育したのは上野動物園ですが、現在、日本でもっとも多くのパンダを飼育しているのは、和歌山県白浜にある動物園『アドベンチャーワールド』。
そこで、これまで2頭の雌との間に、じつに15頭もの子供を授かった父親が、永明です。
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■北京生まれで白浜へ
1992年9月に北京動物園で生まれた永明は、2歳の誕生日直前にアドベンチャーワールドに来園。
2001年に梅梅(メイメイ)との間に雄浜が生まれたのを皮切りに、2016年の結浜(母は梅梅の娘の良浜(らうひん))まで、誕生した赤ちゃんの数は15頭にも。
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■パンダの平均寿命は2〜30年
パンダの平均寿命は、自然では15〜20年、飼育下では2〜30年と言われています。ギネス記録は、香港海洋公園で飼育されていた佳佳(ジアジア)で、38歳でした。
今年の9月で26歳になる永明が、いかに頑張っているかがわかりますね。なお、「白い部分がちょっと黄色い」と思うかもしれませんが、これは汚れなどで着色されるため。長生きの証とも言えます。
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■8頭の母パンダ、良浜
7頭の子供を残して亡くなったお母さん・梅梅の後を継いで、2008年から現在までの間に8頭の子供を産んでいるのが、アドベンチャーワールドで生まれた良浜。
永明とともに、アドベンチャーワールド内の「ブリーディングセンター」で生活しています。
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■時間制限もなく間近で見られる
この動物園では、パンダの飼育施設がブリーディングセンターと子供たちが住むパンダラブの2ヶ所に分かれていて、どちらも垣根が低く距離も近いのもポイント。
時間制限もないので、心ゆくまでパンダを眺めることができます。
■レッサーパンダもいる
ちなみにアドベンチャーワールドには、かつてはジャイアントパンダと近縁種と考えられていたレッサーパンダも飼育されていいます。
現在では、ジャイアントパンダはクマに近く、レッサーパンダはイタチに近い生き物と分類されていますが、見比べてみるのも面白いでしょう。
(文/fumumu編集部)