松下洸平の演技力を堪能! こまつ座舞台『母と暮せば』

松下洸平さんの「亡霊になった息子」役に号泣必至! 太平洋戦争後の長崎を舞台に、井上ひさしさんの思いを継いだ山田洋次監督監修の感動作。

松下洸平
(『母と暮せば』に出演する松下洸平)

NHK連続テレビ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香さん扮する主人公の陶芸家、喜美子の夫となる八郎を演じて大ブレイクした松下洸平さん。

その松下さんが、第二次世界大戦下、長崎に落とされた原爆で亡くなった医大生、浩二役を務めるこまつ座の舞台『母と暮せば』が、7月3日から、東京・紀伊國屋ホールで開幕します。

同役で、第73回文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞した松下さん。その高い演技力を間近で堪能できるこの機会に、松下さんの魅力に迫ってみましょう。



■実は歌って踊れる松下洸平

テレビドラマでブレイクした印象の強い松下さんですが、実はこれまでの主戦場は舞台です。

しかも俳優としてのデビュー作は、なんとミュージカル!

2009年上演のブロードウェイミュージカル『グローリー・デイズ』は、高校を卒業した4人の青年の再会を描いていますが、その中で松下さんは、とある告白をする物語の重要人物、ジャックを好演。歌はもちろん、なかなかキレのあるダンスも披露しています。



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■演出家・栗山民也も抜擢

やはりその頃から、松下さんの演技力は群を抜いていたのでしょう。2011年には、日本初演となるミュージカル『スリル・ミー』の「私」役に抜擢されます。

同作は、1924年、アメリカ・シカゴで実際に起きた猟奇殺人事件をモチーフにした作品で、2人の青年「私」と「彼」が殺人を犯すまでを描いた2人劇。

松下さんは、オーディションでこの役を勝ち取ったそうですが、同作の演出を手がけたのが、栗山民也さんでした。

続きを読む ■母を思う圧巻の演技

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