「議論」と「喧嘩」は違うから 冷静に話し合うための3つの意識
「なにその考え方!」とイライラしても、話し合いにはなりません。落ち着いて対話するためのコツを、fumumu取材班が聞いてきました。
話し合いたいテーマがあるのに、いつの間にか話が脱線してしまう。言葉が強くなって、喧嘩のようになってしまう。そんな経験ありませんか?
どうすれば、冷静な話し合いを成立させることができるのでしょうか。話し合いの場で忘れたくない3つの意識を、fumumu取材班がご紹介します。
①相手の意見を聞く
「まずは、相手の意見を聞くところから始めたほうがいいと思います。自分の意見を相手に聞いてもらうことも必要だけど、お互いに聞いて聞いて! になってしまうと、話し合いは成立しないから。
こちらは聞く姿勢ができていることを、相手に示さないといけないですよね。相手の言葉にかぶせて意見をぶつけたり、一方的に論破しようとするのは、もうただの喧嘩だと思います。
相手がこちらの意見を聞く気がないと感じたら、私は相手が話し終わるのをいったん待ってから、『次は私が話していい?』と確認します。そこで相手がNOと言うなら、話し合いになりませんから。相手が冷静になるまで、話し合いはストップしたほうがいいんじゃないでしょうか」(20代・女性)
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②人格と絡めない
「議題以外のこと、特に性格や人格と絡めての発言は、議論や話し合いには不要ですよね。お互いの意見が違うだけなのに、『そんな考え方するなんておかしいんじゃない?』と詰め寄ったり。それを言ってしまったら、ただの人格攻撃ですよ。
例えば仕事でミスをした人がいて、ミスを防ぐ方法を話し合っているときに、『楽観的だからミスするんじゃないの』と言っても、ミスを防ぐ方法が見つかるわけではないし。
話し合うべきなのは、ミスを防ぐ方法のはずで、ミスをした人への攻撃ではないから。議論と人格攻撃を混ぜてしまうと、場が破綻してしまうと思います」(20代・女性)