中国人民政治協商会議が近日、「男性の女性化を防ぐ法案」を提出。
「男は男らしくあらなければならない」という政府からの提言に、「時代錯誤すぎる」「性を蔑視している」などの批判が集まっています。
■「男らしさ」増強計画?
この法案が提出された後、中国の教育部(教育委員会)は改革を通し、主に体育を担当する教師の教育方針に着目し、学生の「明るさ、力強さ」を養うよう尽力すると声明を発表しました。
近年、中国の芸能界は所謂「美少年系」が増加しており、特にアイドルは美しく可憐な男性が目立つ傾向がありました。
このような時流から、政府側は「男性国民が弱弱しい存在になる」ことを危惧していることが見受けられます。
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■驚きと批判の声が続出
しかし、「性別など関係なく個性を受け入れたらいい」という世界の風潮もあり、中国のSNSでは「なんだこの法案…」「流石におかしいでしょ」など、批判が続出。
「強くて逞しい、が男らしいの定義なら暴力を振るう奴が正当化されてしまうのでは?」「男にしか言及してないけど、この流れなら『女は優しくて暖かくあるべき』と言われかねない。性そのものを蔑視してるとしか思えない」といった声があがっています。
また、性同一障害を持つ人はどうするのかと議論するユーザーも見受けられました。
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