LGBT差別的発言で物議を醸す足立区議 「怒鳴るだけで、話し合いにもならない」

『ABEMA Prime』では、批判が殺到している白石議員に電話取材を行い、発言に至る思いを聞いています

■「自民党にとっても大変マイナス」

番組では、元参議院議員で自身もゲイであることをカミングアウトしている松浦大悟さんがリモートで出演。

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自民党にはLGBT特命委員会という組織があり、たとえば白石議員のような発言があった際には、アドバイザーとして活動をするゲイの当事者の方が直接足を運び「どの発言が間違っていたのか」とコミュニケーションを図るといいます。

しかし、菅政権発足後は再委嘱手続きが滞っていることを明かし「白石議員の言葉がメディアに流れ続けているということだ。この状況は自民党にとっても大変マイナスだと感じる」と持論を述べました。


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■「保守だけではなくリベラルにも…」

また松浦さんは、かつて杉田水脈議員が「LGBTには生産性がない」との言葉も取り上げ、「問題なのは、このように子供の“再生産”を第一の価値に掲げる考え方が、保守だけではなくリベラルにもあるということ」と現状に言及。

続けて「民主党政権の“チルドレン・ファースト”というスローガンを聞いて、確かに私もゲイの当事者としては疎外感を覚えた。一方で、政治家として共同体の持続可能性を考えた時、子供の再生産を否定するのは大変難しいことだとも思った」と話し、多くの課題があることや両者のコミュニケーションの重要性を訴えました。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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