常識を覆した水性ペン「CLiCKART」　大ヒットの理由とは？　　

■なぜ乾かない？

クリッカートのペン先内部を覗いてみても、フタとなるようなものが内蔵されていません。ではなぜ乾かないのでしょうか。

その理由は、ゼブラが独自開発した「モイストキープインク」というインクに秘密があります。モイストキープインクは、筆記環境の湿度によって空気中の水分の吸収と蒸発を繰り返して水分を適度な状態に保ってくれるそう。

しかしいくら乾かないとは言っても、使い終わったら必ずペン先をしまわなければいけません。そこで役に立つのが、ノック部分下にある丸い窓。

ペン先が収納された状態では黒い丸ですが、ノックしてペン先を出すと…

丸の色が赤に変わり、ペン先が出ていることをお知らせしてくれます。この何気ない優しさで「つい、うっかり…」なんてこともなくります。

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■色がキレイ

カラーの豊富さもさることながら、このペンの一番の魅力は、なんといってもキレイな発色！　一色ずつだとこんな感じ。

重ねて描いてみるとこんな感じ。

色が重なる部分もにじんだり濁ったりせず、色の境目もそれぞれがキレイな色のまま。これならたくさんの色を自由に使うことができて、より幅広い表現が可能になります！

ペン幅はわりと細めで、力を抜いて細い線を描くことも、筆圧を強めて太い線を描くこともできます。

実際に使ってみると、その便利さ、美しさに驚かされ、このペンが売れ続けている理由がよく分かりました。

これまでの水性ペンとは異なる「クリッカート」ですが、本来の水性ペンが持つ繊細な彩りや水性ならではの良さはそのまま。

キレイ色水性ペン「クリッカート」で手紙やイラストを描いたり、ぬり絵をしたり、スケジュール帳をデコレーションしたり…そうするうちにこの夏の暑さにうんざりしていた気持ちも、いつの間にかカラフルなインクのように晴れること間違いなし！

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（文／fumumu編集部・福野 エリカ）

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