16日、ドラマ『アンサング・シンデレラ』(フジテレビ系)の第1話が放送されました。作品の真摯な心意気が、多くの人の心に刺さっているようです。
■薬剤師たちの舞台裏
本作は『月刊コミックゼノン』で連載中の『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(荒井ママレ/医療原案:富野浩充)を元に、女優の石原さとみさん演じる主人公・葵みどりが薬剤師として奮闘する姿を描く医療ヒューマンドラマ。
主に患者の薬の調剤、製剤を行う“病院薬剤師”たちの舞台裏が描かれます。
病院薬剤師を主人公にしたドラマは日本初で、“アンサング”=「褒められない」というタイトルの通り、縁の下の力持ちとして患者を支える姿を見ることが出来る一作です。
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■感謝されたい人は向いてない
第1話は、キャリア8年目の薬剤師・みどり(石原)の元に新人の相原くるみ(西野七瀬)がやってくることからはじまります。
みどりが心肺停止となった患者の「服用薬」に着目して命を救った場面を見たくるみは感心し、憧れの気持ちを抱きますが患者の家族たちが医師や看護師にしか感謝をしないことに気づきます。
納得いかなさそうなくるみに対し、「相原さんは感謝されたいの?」と聞いたみどりは「そりゃそうですよ」と答えた彼女に、「じゃあこの仕事は向いてないかな」と微笑みかけるのでした。