見ず知らずのオッサンYouTuberに12万人もの人が魅了されるワケ

■人生の分岐点を写すことも

また、私生活を写すため、人生の分岐点をリアルタイムで感じやすいのもYouTubeの魅力。上のやっちゃんねるさんも今まさしく、年老いた親や、重い病気を抱えた兄のため、2年半住んだ石川県から出身地である神奈川県へと今まさに戻ろうとしています。（今回のコラムで取り上げたのも、まさにこれが理由です）

4日に公開した動画「【引っ越し準備】ハケン46才の部屋の片づけ、やり残したこと」では、馴染んだ石川への想いを明かしつつ、実質長男代わりであるという身の上から、戻らなければいけないことについて「古臭いことを言うつもりはないがそれが現実だと思う」とテロップで語りました。

もともと東京のIT企業で働いていたものの、事業の失敗などで逃げるように福井県に引っ越していたやっちゃんねるさん。そんな彼が地元に戻ることを決意したものの、この日も神奈川県へと向かう新幹線から見えた富士山には雲がかかっており……それはまるで、決して順風満帆ではなかった彼の人生を表しているかもように感じられます。

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■名もなき人の動画が心を打つこともある

もちろん、今回紹介したのはひとつの例で、ドッキリ動画がヤラせであることを公言しているユーチューバーもいれば、芸能人を凌ぐセレブな暮らしをしているユーチューバーもおり、その活動スタイルや魅力、視聴者の楽しみ方は様々。

しかし、名もなき市井の人の人生や暮らしがときに視聴者の心を深く打つこともあるというのは、なんとなく伝わったのではないでしょうか。

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（文／fumumu編集部・柊青葉）

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