26日、台湾から帰国した日本人女性から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことについて、台湾側の検査結果が公開されました。
接触者である125人中、25日までに109人、本日午後には14人が全て陰性だったことがわかっています。
現状全ての接触者が陰性となりましたが、台湾政府当局は念のために抗体検査を行うと発表し、感染状況の把握に尽力すると話しました。
■4月から新規感染者なしだったはずが…
女性は台湾へ留学しており、近日学校での課程が修了し日本へ帰国。
しかし、入国の際に行われた検査で新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、「感染源は台湾なのではないか?」という疑惑が浮上していたのです。
台湾では、ここ数週間国内での新規感染者が0と報告されていただけに、「実は知らぬ間に無症状のクラスターが発生していたのでは」と国民が警戒状態に。中国・北京での第2波疑惑もあり、やっと再開されたマスクの市販も品薄が続いていたそうです。
関連記事:ハリー杉山、政府の判断に怒り 「国民の声が聞こえないのか?」
■台湾でクラスター発生?
現地の新型コロナ対策チーム「中央流行疫情指揮中心」の荘人祥報道官は日本側から提供されたデータから女性が「偽陽性」だった可能性があると指摘しており、現在台湾でクラスターが発生したという事実は見受けられないと発表。
女性と接触した125人中2人は現在海外にいるため検査が出来ていませんが、残りの123人は全て陰性であること、女性が不特定多数の人が密集する場所には行っていないことを鑑みても、感染源を特定するのは難しいとコメントしました。
なお、彼女は今に至るまで完全に無症状だそうで、本人も感染には全く気付いていなかったようです。