こん睡状態から目覚めたその時、本人は意識を失ってから何年経っているかを中々理解できないもの。映画『キャプテン・アメリカ』さながら、時間の経過に驚いてしまうといった話は少なくありません。
近日、ロシアにて3か月もの間こん睡状態だった男性が目覚め、思いもよらない景色に驚きの声をあげてしまったことが報じられました。
■3か月間こん睡状態に
話題の男性は、モスクワに住む53歳・シャローチェフさん。
彼は2020年3月6日に脳腫瘍の手術を受け、その後3か月間目を覚ますことが出来ないでいたのです。
丁度この頃、ロシアは新型コロナウイルスが蔓延しはじめ、政府は徐々にレストランや娯楽施設の閉鎖を行い、街全体を封鎖する準備を進めていました。
■目覚めたらそこには…
そして5月末、奇跡的に目を覚ましたシャローチェフさんは、周囲の光景に違和感を持ちました。
何故なら、いつもは風邪を引いたって誰もつけない「マスク」を病院スタッフ、そして道行く人々すべてが付けていたから…。
彼は「何故病院の医者や看護師さんたちは、ゴーグルとマスクを着けているのですか?何故妻は目を覚ました私を見舞いにこないのですか?」と困惑し続けたそうです。
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