「新型コロナウイルスはコウモリからもたらされたものだ」という説が飛び交ったこともありコウモリを見ると思わずドキッとしてしまう人も多い昨今。
近日、感染被害の大きいインドにて大量のコウモリが空から降ってくるという不可解な事件が発生し、近隣住民を恐怖に陥れたことがわかりました。
コウモリたちは何故このタイミングで突然死を遂げてしまったのでしょうか?
■コウモリが大量死
事件が起こったのは5月26日。インドのアッラー市という場所に、200匹ものコウモリが空から急落下し、地面に叩きつけられるという奇妙な現象が起こったと現地メディアが報じました。
住民らは新型コロナウイルスが蔓延するのではないかと恐れ、これらのコウモリを地面に埋め、消毒を行ったそう。
後にこのような現象はアッラー市だけではなく、他の都市でも発生しており中には52匹がマンゴー農園で見つかったこともわかっています。
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■連日の夏日と水不足が原因で…
調査員がこれらのコウモリを持ち帰り検査を行ったところ「あまりの暑さ、そして水不足で突然死したのではないか」という仮説が浮上。
該当地域の湖は近日気温が上昇しており、湖や池が枯れてしまっていることから力尽きて飛べなくなってしまったのかもしれないと説明されました。
確かに、アッラー市は連日44度の高温を記録している他、水不足も勃発している様子。コウモリたちは熱中症から脳死に至り、空から急落下する形で命を落としていたのです。
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■狂犬病の心配も無し
また、気になる新型コロナについては、チェックした個体全てが陰性だったとのこと。コウモリが多く持っているという狂犬病の心配もなく、専門家は「落ち着いてほしい」とコメントを発表しています。
動物の大量死や異常行動は、どうしても「何かあるんじゃないか」と勘繰ってしまう人が多いもの。今回は気温の上昇が原因だとわかっているためもう心配はいりませんが、新型コロナが収束していないこともあり少しドキドキしてしまう事件でした。
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(文/fumumu編集部・AKO)