近日、中国・江蘇省にて15歳の少女が河に飛び込み自殺を図ったことが発覚。救助した消防署の職員が理由を聞いたところ、「父にお金で売られそうなんです」と証言したことから、「人身売買ではないか」と物議を醸しています。
■少女が橋の上に立っていると通報
現地メディアの報道によると、事件が起こったのは5月15日。「人が橋に立ち、自殺を図っている」という通行人の通報から消防隊が出動したところ、そこには今にも飛び降りそうな少女が佇んでいたそう。
少女は情緒が不安定で「絶対に死んでやる!」と号泣していた為隊員が「とりあえず話をしよう」と慰めたところ、自殺を試みた悲しい理由が発覚しました。
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■父が結婚を強制
今年15歳になるというこの少女は、現在父親に結婚を強制されているとのこと。一つ上の姉は既に望まぬ結婚をしており、なんと子供まで作らされたと言います。
彼女たちの父親はまるで人身売買を行うように年上の男に娘をあてがい、結納金として多くの手当てを貰っている様子。
少女は「姉と同じような人生を送りたくない」と思いつめた結果睡眠薬を飲んで入水自殺をしようと決意したと語りました。また、「父は娘のことなんかどうでもいいんです。金さえあれば」と悲しそうに証言していたそうです。
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■ひどすぎる父親に批判殺到
このニュースが報道されると、中国のネットユーザーからは「15歳の娘を年上の男に売り飛ばすなんて、彼女たちの人権は無視かよ…」「少女たちの未来は真っ暗じゃないか」といった批判が殺到。
その他にも「これって人身売買なんじゃないの?両親は裁かれるべきだ」「買うほうも買うほうだわ」など、怒りの声も多数寄せられています。
現在、中国では男性が満22歳、女性が満20歳未満だと結婚できない法律が定められていますが、それをかいくぐる人々がいることも事実。未だこういった姉妹の話が噴出する程ですから、今後は厳しく取り締まってほしいものです。
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(文/fumumu編集部・AKO)