宝くじ高額当選、それは誰もが夢見るサプライズ。しかし離婚寸前の夫婦が当選してしまった場合、その分け前はどうなってしまうのでしょうか?
中国にて離婚した元夫婦が、高額当選ロトが原因で裁判沙汰になったと報道されています。
■元旦那が高額当選!?
先日16年連れ添った夫と離婚した吳さん。これからは一人で生きていかなければならない、と考えていた所ある日ロト販売所の店主からの電話を受けたそう。
2人が離婚をした事実を知らない店主は呉さんに対し、「旦那が買ったロトが当たってるよ~!おめでとう!」と呑気に報告しました。その額、なんと573元(約8500万円)。
突然の知らせに驚きながらも、この時呉さんは「夫はこのお金を独り占めしたいから自ら離婚を切り出したのではないか?」と疑い始めます。
関連記事:外出自粛で暇すぎて宝くじを買った結果… 思いもよらぬ結末に「頭が真っ白」
■買ったのは自分ではないと主張
高額当選をひた隠しにした夫に対し怒りが収まらない呉さんは、その足で元夫を告訴。ロトは離婚の二日前に当選が発覚したようで、「急いで離婚届けを出したがっていたのはそういうことか!」と改めて憤慨したとのこと。
一方、元夫の孫さんは「彼女への気持ちはロトの当選など関係なしに、とっくに無くなっていた」と主張し、タイミングはあくまでも偶然であることを語りました。
同時に「宝くじを買ったのは自分ではなく母親なので、賞金は夫婦の共有財産ではない」とも証言しています。
関連記事:60億のロトに当選するも中々換金に現れず… その理由とは
■裁判の結果は?
しかし調査の結果、元夫の母親はそもそもロトを購入していなかったことが判明。
これには呉さんも「義母はこのタイプのロトを『すぐ結果がわからないから好きじゃない』と言っていた」と反論し、証言は虚偽であると怒りを露わにしています。
最終的に裁判官は、この当選金を「夫婦の共有財産である」と判断し、呉さんには230万元(約3400万円)が支払われることになったそうです。
どちみち離婚していたとは言え、財産を勝ち取った呉さんがあまりにも強い! この諦めない精神、見習いたい女性は多いのかもしれません。
・合わせて読みたい→両親がもし「離婚を考えている」と言ってきたら…熟年離婚の現実
(文/fumumu編集部・AKO)