新型コロナウイルス蔓延の為、在宅リモート学習を余儀なくされている世界の子供たち。
しかし、在宅だとどうしても集中力が持続しないという問題は否めません。加えて親のストレスも重なる為、様々な問題が発生しているのも事実でしょう。
中国は少し前に登校を開始したと報道されましたが、以前は多くの生徒がPCモニターやスマホを利用した授業を受けていました。
そんな中、リモート学習を原因に、親が子を失明寸前まで追い込む事件が報道されています。
■目から血を流して病院に来た少年
事件が起こったのは中国・陝西省。病院に運び込まれた少年は左目から血を流しており、顔は大きく腫れあがった状態だと担当医は語りました。
なんでも、リモート学習を真剣にやらず、家で遊んでばかりいた息子に腹を立てた母親がハードカバーの本を彼に向って投げつけたのが原因だそう。
本の角は左目に命中し、少年は上記のような怪我をしてしまったのです。
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■打ちどころが悪く治療は絶望的
不幸にも、打ちどころが悪かったことに加え緑内障が遺伝していた彼はこの事故をキッカケに、更なる苦境に立つこととなりました。
現在、左目で20センチ先の物しか見えない状態になり、今後治療が上手くいったとしても視力は0.1までしか回復しないと宣言されています。
元々緑内障があったとはいえ、母親の怒りが爆発しなければこの様な惨状にはならなかったと思うと心が痛みます…。
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■暴力は教育ではない
担当医師はその後、「子供がどれだけ悪戯をしても、言うことを聞かなかったとしても、軽率に暴力を振るってはいけません。家にいる時間が長くストレスがたまるのは理解できますが、教育=暴力ではないのです」と警告。
「貴方の行動が子供の将来を奪うどころか、悲劇を生んでしまう可能性もあるのですから」と強い口調で語っています。
日本でも、新型コロナウイルス蔓延防止による自宅待機やリモートワークでDVが増加しているというニュースを耳にします。こういった事案も、対岸の火事ではないのかもしれません。
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(文/fumumu編集部・AKO)