貧富の差が激しいと言われている中国にて近日、「ネズミにかじられ重傷を負った赤ちゃん」という衝撃的な報道が行われ、物議を醸しています。
■お昼寝の最中に血だらけに?
中国・貴州省にて発生したこの事件。
現地メディアの報道によると、この赤ちゃんの両親は出稼ぎの為に都心へ出ており、祖母が面倒を見ていたとのこと。
ある日、祖母が出先から帰宅した際、昼寝をしていたはずの赤ちゃんは頭皮、指、そして顔面に多数の傷跡がついていました。血だらけになって泣いている孫を見て驚いた祖母は、その後急いで病院へ連れて行ったそうです。
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■ひっかき傷も多数
我が子のことが心配で故郷へ帰ってきた両親曰く、赤ちゃんは相当重症だった様子。「何かにかじられた跡がたくさんありました。中には骨まで見えている部分まで…鼻にはひっかき傷も確認できたんです」と悲しみながらインタビューに答えています。
現在どんな動物にやられたかはハッキリしておらず、調査中とのことですがどうやら家族が住んでいた家は湿気が強く、ネズミが頻繁に出没していた為「生まれたばかりで皮膚の柔らかい赤ちゃんが被害に遭ったのでは」と父親は推測しています。
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■一命をとりとめたものの…
現在、赤ちゃんは一度目の手術が成功したものの、一部の指は切り取らなければいけない状況に陥っています。指は骨部分までかじられており、このままだと何かの伝染病に感染してしまう可能性もあるからです。
1日7千人民元(約10万円)という高額な入院費及び治療費を支払えないという家族の為に現地のボランティア団体が寄付を募った所、30分程で15万元ものお金が集まったと報道されました。
これでしばらく赤ちゃんは治療に専念できることとなりましたが、その後の住居環境なども改善してあげて欲しいところ。海外旅行で豪遊できるほどの富裕層がいる中で、こうした苦しみを抱える中国国民はどれ程いるのでしょうか。
国が大きいからこそ、新たな側面から物事を見極める必要があるのかもしれません。
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(文/fumumu編集部・AKO)