23日、独立行政法人「情報処理推進機構」(以下、IPA)が、外出自粛によってテレワークや友人間の通信需要が高まっている「Zoom」の非正規版が流通しているとして、注意喚起しています。
■非正規版の流通を報告
3日に、「 Windows クライアントのチャット機能に、UNC(Universal Naming Convention)パスの処理に関する脆弱性が確認されています」と注意喚起していたIPAが、23日、ツイッターで非正規版の流通を報告しました。
「『検索でヒットしたサイトからパソコンにZOOMをインストールして起動したらセキュリティ警告が表示され、表示先の電話番号に電話をしたらサポート料金を請求された』という相談が複数寄せられています」と、相談件数が急増していることを投稿しました。
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■サポート料金の請求
続けて「ZOOMに関する検索結果に、正しいZOOMではないサイトが紛れている可能性があります。検索結果から安易にダウンロードしないでください。必ず、信頼できる正規のサイトからダウンロードしてください」と注意喚起しました。
どうやら、正規品よりも非正規品の方が検索結果の上位として表示されてしまっている模様です(4月24日現在)。
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■「ブラウザを強制終了するか…」
24日には、非正規のものをインストールした際の警告画面を共有し「この警告は根拠の無いものです。心配しないでください。マイクロソフトから出ているものではありません。慌てて電話してしまわないようにしてください」と紹介。
誤って非正規版をダウンロードしてしまった場合には、「画面を閉じるだけで問題は解消されます。画面が消せない場合は、ブラウザを強制終了するか、パソコンを再起動してください」と対処法を伝えました。
需要が高まると詐欺や悪質サイトが急増します。利用する際には正規品かどうか、十分に確認したいですね。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)