農林水産省、新たな取り組みと訴え 「普段より1本、多く購入いただければ…」

牛乳は需要に問わず生産量のコントロールが難しいため、農林水産省が消費者にお願いをしています。

ミルク
(serezniy/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスの影響で、学校給食がなくなり、牛乳が売れず危機的な状況にあることが言われていました。ファミリーマートでは早く(3月9日(月) ~ 3月20日)からホットミルク半額等の取り組みなどもされていました。

21日から、農林水産省が「プラスワンプロジェクト」を開始しました。



■プラスワンプロジェクト

農林水産省では、「プラスワンプロジェクト」として、「生乳生産にあたっては、乳牛の病気を防ぐため搾乳し続ける必要があり、工場で生産される産物と違って、生乳の生産量は短期的にコントロールできません」と牛乳の危機的状況を訴えました。

そして、「このため、生乳の廃棄といった食品ロスを生じる事態や乳牛を減らすことなく、この難局を乗り切るために、お買い物の際に牛乳やヨーグルトを普段より1本、特に育ち盛りの方は更にもう1パック多く購入いただければ、酪農家への応援につながります。ぜひ皆様方の御協力をお願いいたします」と、いつもより1本多く勝ってほしいとお願いをしています。



関連記事:GACKT、日本の現状に厳しい指摘 「狂ってますよ」「批判してる場合か?」

■様々な支援体制も

加えて、牛乳や乳製品を使ったレシピを紹介している外部リンクを農林水産省のホームページで紹介。牛乳・乳製品に関する農林水産省公式Twitterも共有しました。

農林水産省では、新型コロナウイルス感染症で影響を受ける酪農家、乳業者に対する支援として、生乳の仕向け変更に対する対策として、学校給食用のために納入を予定していた生乳をバター・脱脂粉乳等の乳製品向けに販売する場合の、既存の加工原料乳生産者補給金制度を活用してもなお生じる価格差の支援及び加工施設への輸送費の支援。

脱脂粉乳の在庫対策として、脱脂粉乳の保管余力がないために、既存在庫を飼料用に用途変更して販路を拡大する場合に要する経費の支援及び、既に生産してしまった学校給食用牛乳をやむを得ず廃棄した場合の処分費用の支援も実施しています。



関連記事:バナナを喉に詰まらせ窒息死 両親は「渡した本人」に責任追及

■各業界に支援の輪が広がって…

このプロジェクトを知った人からは、「牛乳にはお世話になりました(身長197cm)今こそ恩返しの時だ!!」「民間でも知恵を集めて出来ることから呼びかけて、各業界に支援の輪が広がってほしいですね」など協力姿勢を見せる声が相次いでいます。

困っている業界に、消費者としてできる支援をしていきたいですね。

・合わせて読みたい→小池百合子都知事のマスクが可愛いと話題 「柄が逆」というツッコミも

(文/fumumu編集部・fumumu編集部

Amazonタイムセール&キャンペーンはこちらからチェック!

この記事の画像(1枚)