新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、医療現場で防護服が不足しているという大阪。
4月14日に大阪市の松井一郎市長が「家庭に使用していない雨がっぱがある人、在庫が余っている人はぜひ大阪府市に連絡してほしい。しっかりと購入させて頂く」と呼びかけたところ、1日で約10万着の寄付が集まりました。
しかし、同時にお隣の親日国・台湾からも1万2000着の寄付が行われると、現地メディアが報じています。
■台湾から雨がっぱの寄付が!
今回、この寄付を働きかけたのは日本在住の台湾人医師・王輝生さん。松井市長の会見を見たという王さんが日台の医療業界の友人に働きかけたところわずか1日で台湾の医療関連組織や企業などから1万2000着の雨がっぱが集結したとのこと。
品物は16日から順次発送されるといい、これらは全てレインコートの製作会社である「達新工業」やグローバル台湾メディカルアライアンス(全球台湾医衛総会)ほか、様々な企業からの寄贈によって集まったものだそうです。ありがたい…。
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■使い捨て手袋も
現在関西在住の王さんは「テレビで見た記者会見で大阪市の窮地を知った。雨がっぱを送って欲しいという旨を聞きながらリアルタイムで日台の関係者に連絡をし、物を調達しました」と現地メディアの取材に対しコメント。
続いて「防護服を送りたい気持ちは山々なんですけど、現在防護服は台湾でも品薄なんです…足りなければあと5万着は送れる予定です。使い捨て手袋も一緒に入れようと思っています」と話しました。
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■Taiwan can help
この動きを受け、台湾駐日代表の謝長廷さんは自身のフェイスブックにて松井市長の会見を紹介。「何色でもいい、どんな形でもいいという訴えに心が締め付けられる思いです」投稿し「台湾からの寄付が少しでも医療スタッフたちの問題を解決しますように」とメッセージを送っていました。
少し前から「Taiwan can help」という標語を掲げ、世界中のマスク不足に対応している台湾。ツイッター等のSNSには「台湾ありがとう」「隣国の友情に涙が出てくる」「コロナが終わったら台北を巡る」「私は大阪市民ではないけど涙が出ます」など、感謝の声が多数投稿されています。
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(文/fumumu編集部・AKO)