中国企業が医療物資を爆買い オーストラリア地元紙が激怒「企業ぐるみの買い占め」

中国企業の爆買いに激怒する国が多数…。

■その他企業も続々と爆買いをしていた

こうして従業員が買い集めた物資は「Greenland」のマークが入った箱に詰められ、中国へ送られました。オーストラリアのみならず、オーストリア、カナダ、トルコや他の国でも購入していたため最終的に300万個のサージカルマスク、70万着の防護服、及び50万セットの使い捨て手袋が集まったといいます。

「Greenland」の株価は中国・上海の政府が多数所持していることから、”お国の命令”として逆らえない部分がどうしてもあったのでしょう。爆買いを行ったのはこの企業だけでなく、海外に拠点を置く中国資本の他会社も同じような行動をとっていたとのこと。まさに人海戦術と言えるでしょう。

しかし、発生源であると言われている武漢では「医療物資の不足」が現場の人間に度々指摘されていました。爆買いしたものたちは、一体どこへ行ったのでしょうか。


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■マスクは未だ不足したまま

今となっては、世界中で蔓延してしまったこの新型コロナウイルス。医療物資が買い占められた後に被害が拡大したわけですから、各国は思ったよりも早く「物資の不足」に喘ぐ羽目になったと考えられます。

日本でもマスクの不足がいまだに叫ばれています。現在中国から「恩返し」のマスクが寄付されているとはいえ、十分な量があるという状況ではありません。今一度世界のバランスを考える時が来たのではないでしょうか。

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(文/fumumu編集部・AKO

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