新型コロナウイルス 外出禁止を無視した人に対する各国の対応は…

新型コロナで外出自粛を無視した人への仕打ちとは…

隔離
(LucaLorenzelli/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスが世界に蔓延し、深刻な状況を生み出している現在。各国が苦肉の策として「外出禁止」を要請している中、それでも外に出たい人達が続々と”お縄”になっています。



■要請を無視してパーティ

オーストラリア政府の自粛要請を無視し、200人ほどが集まるビーチパーティに参加した男性は、パーティの2週間後に陽性判定が出たそう。彼以外にも10人が現在感染したことがわかっているのですが、この若者たちは「パーティは政府の要請が出る前に開催されたものだ」と主張しました

しかし、オーストラリア政府はこの集会を事前に警告していたと回答。この男性は自身のSNSで、パーティが終わった数日後から全身の倦怠感、及び鼻部分、呼吸に違和感があったと話しています。なお、彼に同行した12人が同時に感染しているのだとか。

ネットでは「自業自得としか…」「可哀想だけど擁護できない」といった声が噴出しています。



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■インドはムチ打ちや腕立て伏せの刑

一方、3月25日から全国民に外出禁止令を下したインドでは外に繰り出す人々を全力で取り締まる警察が話題。

バイクで街を走る2人の若者を容赦なく捕獲し、引きずりおろしてからムチ打ちを行う動画が流出しました。現地メディアは、不要不急の外出をした人達がムチで殴られる上、その場で腕立て伏せやうさぎ跳びを命じられる場合があると報道しています。

適当な腕立てをした場合は更に殴られるか、「ウイルスのお友達か?」と凄まれた人もいるようです。

13億という莫大な人口を抱え、衛生概念や環境が原因で蔓延が心配されるインドは、今後のリスクが高いからこそ外出に対する厳しさが段違いなのかもしれません。



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■台湾は罰金及び実名公開

また、マスクの政策が世界から絶賛され、防疫が非常に評価されている台湾はどうでしょう。

現在街の封鎖はされていないものの、海外からの帰国者や感染者と濃厚接触の疑いがある人などは14日間の隔離を受けることになっており、こちらも厳しい対応を見せています。「隔離指示に従わなければ実名を公開」「数十万の罰金(悪質な場合は数百万)」という決まりが制定され、蔓延を防ぐ姿勢はバッチリ。

それでもナイトクラブに繰り出した男性は30万元(約108万円)の罰金を支払い、数多くの国民に袋叩きにされた挙句、今後はクラブ運営からの訴訟が待っているかもしれないという悲惨な結果となっています。

外に出たい!という気持ちは世界共通かもしれませんが、対応は国によって千差万別。ついに首都圏が不要不急の外出自粛を要請した日本は、果たして今後はどのような展開となるのでしょうか…。

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(文/fumumu編集部・AKO

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