「円満な退職」なんてない? 引き止めにあった人の悲痛な訴え

たとえ寿退社でも…

退職させない人
(sunabesyou/istock/Thinkstock/写真はイメージです)

ゴールデンウィークが終わると、どうにも仕事にやる気が起きなくて…。 「5月病」とも呼ばれる症状が続くと、会社に行きたくないどころか、辞めたくなってしまう人もいるかもしれません。

ただし、退職を円満に済ませるのは、極めて難しいと考えている人が少なくないようです。



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■上司はどんな理由であれ辞めて欲しくない

fumumu編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に、完全な円満退社なんてありえないと思うか、調査を実施しました。

結果「ありえないと思う」と答えた人は、全体で33.7%もいることが判明しました。

円満退職円グラフ

性別・年代別で見ると、40代から50代の男性の割合が多くなっています。

円満退職グラフ

「どんな理由でも、人が抜けるのは痛手です。


表向きは納得したような顔をしていても、心のどこかでは『これから、どうしよう。こんな、忙しい時期に…』とか思ってしまうのが本音のところ」(40代・男性)



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■寿退社さえ円満ではない?

円満退職でまず思い浮かぶのは、「寿退社」ではないでしょうか? しかし結婚でさえも、快く送り出してくれないところもあるようです。

「結婚自体をやっかむ人もいれば、人手が減ることを気にする人もいます。おめでたいことだからって祝ってもらえると思ったら、大きな間違いですね。悲しいけれど…」(20代・女性)


「結婚しても仕事を続ける人も多いから、辞める理由としては弱くなっている気もします。『子供ができた』でも、『時期を考えて』なんて思う人だっているかもしれないし…」(20代・女性)


一方で、退職希望者を、なんとかして辞めさせないようにする会社も。

「『忙しいので、今はちょっと待って欲しい』などと言われて、数年経っています。最初は『次を探すから』との言葉を信じていても、いつまで待っても来そうにもなくて…」(20代・女性)


会社が無理に引き止めても、辞める権利はもちろんあります。

「会社が引き止めるための言葉は、まともに聞く必要はないと思います。でないといつまで経っても、会社にとどまるはめになってしまうので…」(30代・女性)


円満退職にこだわりすぎると、辞めるタイミングを失うかもしれませんが、退社した後でも、同じ業界で仕事をしていれば顔を合わせることもあるでしょう。

よく考えて、次の仕事や生活に影響が出ないように、上手に退職したいものですね。

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(文/fumumu編集部・ニャック
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日~2018年3月27日 対象:全国20代~60代の男女1,361名(有効回答数)

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