武田製薬工業がコロナウィルスの治療薬を開発 「早ければ9ヶ月程度」

武田製薬工業がコロナウイルスの影響を鑑みて、薬の開発を進めています。

開発
(Natee127/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

4日、武田製薬が治療薬の開発を宣言しました。


■イタリアではキス・ハグ禁止

新型コロナウイルスの感染はイタリアなどにも広がっています。そのため、3日にイタリアのコンテ首相は、対策として親しい人とするキス・ハグの禁止を下しました。

住民からは「馬鹿げた対策をアピールしている」などの批判もある他、ネットでは国の文化も踏まえて「15世紀のヘンリー6世によるキス禁止令復活か?」「ハグとキス禁止令出されたイタちゃんは果たしてどこまで耐えられるだろうか…」などの懸念する声とともに、衝撃が走っています。


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■武田薬品が早くて9ヶ月で治療薬

そんな中、武田製薬工業が4日、新型コロナウイルスの治療薬を開発を発表し、米国議会へ情報提供することを明らかにしました。治療薬について、「早ければ9ヶ月程度で実用化したい」とのことです。

方法は買収したシャイアーが持っていた技術に基づき、血液成分の1つ、感染から回復した人の血液成分「血漿」を用いた、血しょう分画製剤を作るというもの、効果や安全性を確かめる治験を早期に実施し、9〜18ヶ月で終える計画です。

日本製薬工業協会によれば、通常1つの薬を開発する期間は基礎研究2〜3年、非臨床試験(3〜5年)、臨床試験(3〜7年)、承認申請と審査(1〜2)年で、およそ9〜17年の月日と多額な研究開発費を要するとされていますので、かなり驚異的なペースでの開発と言えるかもしれません。


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■世間も大絶賛

この行動力に、世間も大絶賛。「気持ちが前向きになりました。武田さんお願いします」「早ければ年内にってまじか。期待しかない」と期待が多く寄せられています。

また、「こんな治療薬を作るのに、眠れない夜もあったでしょう!」「『プロフェッショナル』のテーマ曲が流れてきた!」と労う声や、裏にある多くの努力に想いを馳せる声も続々と寄せられています。

新薬が開発されているという事実だけでも、ちょっとホッとしますよね。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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