学生時代、バラ色じゃないとだめですか? 適当に過ごしたい学生の本音
「学生時代」という短い期間を、大人たちは青春として持ち上げがち。実際の学生さんは、複雑な気持ちになることもあるようで…。
学校で過ごす時間は楽しいもの、青春時代は輝いているもの。そんな一方的なイメージに、苦しんでいる学生さんも少なくないようです。
fumumu取材班が、学生時代を適当に過ごしたい人たちの本音を聞いてきました。
①「今が一番楽しいね~」がつらい
「社会人の人たちから、『今が一番楽しいね~』と言われることがつらいです。大人の人たちから見たら、学生はキラキラして見えるんでしょうね。
学生の自分にとっては、学校生活はそこまで華やかでもないし、楽しくもないです。学生だからと、青春していると決めつけて話してくるのは、重荷だなと思ってしまいますね。
青春していない自分がみじめに思えてくるので…。学生には学生の苦労があるので、ただ楽しい生活をしているだけだと決めつけないでほしいです」(10代・女性)
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②大卒の資格が欲しいだけ
「大学を卒業しないと、働いていく中で不便かなと思うから退学しないだけです。学校が楽しいから通っているわけではないですね。
親戚の人や、大学に行っていない人たちから、『キャンパスライフじゃん! いいねー』と持ち上げられることもありますけど…。
そうやって言うなら、お年寄りで大学に入学する人もいるんだから、自分もそうすればいいじゃんと思ってしまいます」(20代・女性)
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③団体行動がだるい
「学生ほど、団体行動を求められることってないと思います。ひとつの教室に座らされて、授業を受けて…。
ここまで協調性を求められることに、意味があるのかなと不思議な気持ちもあります。大人の中には、学校生活はバラ色だと思っている人もいますけど…。自分の時代はどうだったんだと思ってしまいます。
楽しいことだけじゃなかったはずなのに、年を取ると忘れてしまうんですかね。イメージとしての青春時代を、下の世代に押し付けないでほしいです」(20代・女性)
「青春」という漠然としたイメージと、自分の生活を比べてしまう学生さんもいるようです。
形のないキラキラしたものに惑わされてしまうと、どんどん苦しくなってしまうかもしれません。外野の声はさくっと無視して、自分の気持ちを優先させてくださいね。
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(文/fumumu編集部・nana)