74歳助産師が立ち会う 命が誕生する現場に視聴者は「感動した」と涙
32年間、助産師として活動している矢島床子さんのセブンルールが14日に放送されました。
それぞれの分野で活躍している女性を取り上げ、自分に課している7つのルールを軸にしながらその人の人生観を描くドキュメンタリー番組『セブンルール』。
今回、ある助産師さんの放送がネット上で話題になっています。
■74歳現役助産師
今回の主人公は、東京の国分寺市のとある住宅街にある「矢島助産院」院長の矢島床子さん。32年間で5500人の誕生に立ち会った矢島さん。74歳となった今でも現役でお産に立ち会っています。
分娩室はなく、あるのは畳と布団のみ。自由な体制でお産に臨むためです。
今夜11時20分 オンエアの「#7RULES」は、東京・国分寺市の住宅街にある「矢島助産院」院長 矢島床子に密着👶!「大好きな人達と、好きな場所で、好きな体位で」。32年間で5,500人の赤ちゃん誕生を見守り続けてきた彼女の「#セブンルール」とは?#青木崇高 #YOU #本谷有希子 #若林正恭#小野賢章 pic.twitter.com/icMr8gZgig
— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) January 14, 2020
幼いころに経験した友人の死をきっかけに医療の道を志した矢島さん。しかし、看護学校1年目に事故に遭い、右目が見えなくなってしまいました。その時に、命の大切さを痛感し、助産師になることを決意。
さらに、自宅を開放して出産に関する勉強会を開く『ウィメンズサロン』、『矢島助産院』、子育てに関する悩みを相談できる『ファミリーサロン』と近隣で3つの施設を経営しています。
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■妊婦を応援
そんな矢島さんの7つのルールはこちら。
〈矢島助産院 院長 矢島床子 の #セブンルール〉
1.お産間際はみんなでカツ丼を食べる
2.さらしにメッセージを書く
3.汗のかき具合でお産の進みをみる
4.料理はしない
5.お産の後も付き合い続ける
6.お産が進まないときは車でカーブを走る
7.生きている限りお産に立ち会い続ける pic.twitter.com/yJu9oLhpHg— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) January 14, 2020
サロンでお産に向けて決起集会を開き、かつ丼を食べ妊婦さんたちを鼓舞。さらに、妊婦さんのおなかにお産に向けてのメッセージを書いたさらしを巻くなど、常に妊婦さんたちを応援している姿が放送で見ることができました。
お産のあとも、お母さんたちとの交流は続いています。サロンで親子で楽しめるイベントを毎月開いたり、新春会を行ったりするなど繋がりを大切にしています。
そのため、自分がお産に立ち会った赤ちゃんが成長し、その子供のお産にも立ち会うこともしばしば。「人の手で温かく赤ちゃんを迎える。そしてお母さんを支え続ける」。 その想いを胸に命が生まれる現場に立ち会い続ける姿を見ることができました。
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■感動した!
矢島さんのセブンルールに番組放送終了後、様々な反響が寄せられています。
「出産シーン、感動して泣いてしまった」と命が誕生する瞬間を見て、テレビの前で泣いてしまう人が続出。また、矢島さんがサロンでカツ丼を食べて決起集会を開いている姿を見て、「自分もやってみたい!」という声や「ああいうところでの出産もいいなぁ」という声も。これから矢島さんのところに訪れる妊婦さんは増えるかもしれません。
放送を通して、子供が生まれてくることの尊さは多くの人々の心に響いたようです。
人と人との関係が希薄になってきている現代社会。その中で、矢島さんのように出産前だけではなく、出産後もケアをする活動は重要になっているのかもしれません。
「生きている限りお産に立ち会い続ける」と宣言した矢島さん。これからの活躍を応援したいですね!
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)