多くの人がスマホを持つようになり、インターネットはとても身近な存在になりました。知らない人とのやり取りも簡単にできるので、そこから出会いに発展することもあるでしょう。
そこでfumumu編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に、ネット恋愛について調査を実施しました。
「ネット上のやり取りだけで、会ったことがない人に恋愛感情を抱いたことがある」と答えた人は、全体に13.0%。ネットを利用した恋愛は、まだまだ抵抗のある人が多いようです。
■やっぱりネットは怖いとの声も
ネットで知り合うことに、抵抗を感じている人も多くいます。自殺願望がある女性ばかりを狙った事件は、記憶に新しいところでしょう。
「ネット上で、身分を偽るのは簡単なこと。怪しい人もたくさんいるんだから、疑ってかかるくらいがちょうどいいと思う」(30代・女性)
若い女性と知られてしまうと、変なメッセージが送られてくることも…。
「ネットで女性を探す人って、体の関係を目的にしている人しかいないってイメージがあります。実際に、気持ち悪いDMを送られてきたことがあるので…」(20代・女性)
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■共通の趣味が重要に
ネットから恋愛に発展するケースで多いパターンは、「共通の趣味を持つ人同士」です。
「オフ会なんかしているうちに親しくなった人が今の彼氏です。いきなり出会い系に手を出すとかなら怖いけど、SNSでやり取りをしていればお互いの信用は増すと思います」(20代・女性)
ネットで縮まった距離は、信頼に値すると言い切る女性もいます。
「リアルで知り合いだけどほとんど話したことがない人に、恋愛感情を持つほうが理解できない。ネットで付き合いがある同士だと、絶対にお互いのことをよく知っている」(20代・女性)
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■ネット恋愛は黎明期からの文化
今回の調査を性年代別で見ると、20代女性が多い割合になっています。若い世代にとっては、ネットを通じての恋愛を認める動きがあるのかもしれません。
ただネットを通じての恋愛は、今に始まったことではないのです。ネットが発展をしても根本的な使い方は変わってないのかもしれません。
「『mixi』が全盛期だった頃、知らない人とやり取りをしてドキドキした時期がありました。結局、会わないまま終わりましたが…」(30代・女性)
中には、結婚にまで至った人たちもいます。
「親戚のおじさんは、昔、ネットの掲示板で知り合った人と結婚をしている。好きなミュージシャンが同じで、そこから交流が始まったんだって」(20代・女性)
ネット上で実名を使う人たちも増え、現実との境目はどんどんとなくなってきています。危険な部分があるのもたしかですが、上手に使えば恋も仕事も手に入れられる場所なのです。
(文/fumumu編集部・ニャック)