「新人が使えない!」とイライラする前に、見直してほしい3つのこと
「新人がまったく使えない!」と怒る前に、まずは見直すポイントがないかチェックしてみませんか?
「あの子って仕事できないんだよね~」と新人さんに怒る前に、まずはしっかり教えられているか振り返ってみませんか?
仕事を教える上での見直しポイントを、fumumu取材班が聞いてきました。
①教育体制を見直す
「そもそもちゃんと教育しているのか、まずは見直したほうがいいと思います。私が今の会社に入社したときは、誰に業務のことを聞いたらいいかも教えてもらえず、手当たり次第に聞きまくって仕事を覚えたんです。
言っていることがみんなバラバラで、どの意見に従ったらいいのか悩むことも多かったですよ。そのときの私は、きっとはたから見れば仕事ができない部下だったと思います。
でも、教えてもらっていない仕事を、いきなりできる人なんていないじゃないですか。今は私も役職をもらえたので、新人さんがきたら必ず教育担当をつけるように変えました。教えてもいないのに部下を使えないと怒るのは、恥ずかしいことだと思いますよ」(20代・女性)
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②マニュアルを見直す
「決まった流れの仕事があるなら、まずはマニュアルを作るべきだと思います。今の時代、すべてメモに取って覚えるやり方って、古いというか…。マニュアルを作るのが面倒なだけじゃないの? と思ってしまいます。
今のアルバイト先も、最初はマニュアルがゼロで。個人経営の居酒屋なので、ぜんぶ口で伝えるスタイルだったんです。でも、レシピをまとめておけば新人の子に作り方を教えるときも楽じゃないですか。
結局自分で全部マニュアル化して、キッチンにペタペタ貼りました。店長も『俺も忘れなくてすむから助かるわー!』と言ってましたよ(笑)新人の子が入ってきても、まとめたレシピを見ながら作ればいいのでミスも少ないです」(20代・女性)
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③適性を見直す
「会社で人事をやっていたときは、その人の適性をしっかり見極めるように気をつけていました。営業に向いている人を事務に回してももったいないし、経理に向いている人を企画に回しても能力を発揮できないので。
上の人から『この人は全然だめだ』と言われた人も、じっくり面談して別部署に行ってもらった途端に、いきなりバリバリ仕事ができるようになった人もいますよ。
仕事に向き、不向きは絶対にあると思います。その人が仕事ができないのか、その人にあった仕事を任せられていないのか、まずは考えるべきですよね」(20代・女性)
「仕事ができない」ということは、「仕事を教えられていない」と繋がる場合もあるのかもしれません。
教える側もストレスが溜まるものですが、どうしてその人が仕事ができないのか、一度考えてみるのもおすすめですよ。
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(文/fumumu編集部・nana)