アメコミもバットマンも知らない女子が『ジョーカー』を観た結果

10月に公開され、話題になっている映画『ジョーカー』。賛否両論様々な意見が飛び交っています。その映画をfumumu編集部記者が見てきました。


■女子大生が見た感想

感想としましては「とんでもないものを見てしまった」…。衝撃が強すぎて、エンドロールが終わって映画館が明るくなってもしばらく動けないほど。周りを見渡すと、同じくすぐに立ち上がる人は少なかったです。

まず、序盤からアーサーの生活の中で起こるトラブルやひどい仕打ちに心が痛くなります。思わず「こんなひどいことを周りの人にされていたら悪の道に走っちゃうよな…」と納得。

なんといっても、ジョーカーを演じる主演のホアキン・フェニックスの演技が秀逸! アーサーの体全体から溢れる、孤独、寂しさ、怒り、憎しみ…といった負のオーラ―は半端じゃありません。



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■希望がない映画

そしてアーサーの体がガリガリ! その体の細さからも悲壮感が漂ってきます。それもそのはず、ホアキンはこの映画のために23㎏体重を落としたそう。ホアキンの役者魂がアーサーの不気味さが一層増していると感じました。

不気味といえば、笑い声にも注目。「突然笑ってしまう」という持病を持つアーサーですが、その笑い方もどこか不気味。ここでもホアキンの演技が光ります。

暴力的なシーンや生々しい殺害の様子は思わず目を覆いたくなる…。過激さは、さすがR指定。アメリカの警察官が警戒してしまうのも分かる気がします。

上映後、希望のない展開に何とも言えない空虚感が残ります。そして弱者と強者がいる世の中の不義理を思い知らされます。「明るい映画が好き」「暴力的な映画はちょっと…」という方は鑑賞前に覚悟しておいてください!

そのように考えてきた筆者ですが、それでも『ジョーカー』をオススメしたい。なぜなら、世の中の黒い部分を見ることによって、自分は何ができるのか考えるキッカケになったからです。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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