不動産屋×キャバ嬢 「水商売の偏見をなくしたい」二足のわらじを履く女性に密着
9日に放送された『セブンルール』でキャバ嬢をしながら不動産アドバイザーをしている青木人生さんが特集され、その人生観が話題になっています。
8日に放送された『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系)で密着された青木人生さんの生き方に様々な反響が寄せられています。
■偏見をなくしたい
『セブンルール』は、様々な分野で活躍している女性に密着し、その女性が自分に課しているルールを手掛かりに人生観を映し出すドキュメンタリー番組。
今回の主人公は、新宿・歌舞伎町で水商売専門の不動産アドバイザーを務める青木人生さん。
昼は不動産や、夜はキャバクラ嬢と二足のわらじを履き、動き回っています。なぜキャバ嬢が不動産を? それは、青木さんの大学時代の経験から。家を借りるとき、どうしても母親名義になってしまう。その際に母親が水商売をしているという理由で断られた物件が何件かあったとのこと。
「水商売の偏見の目をなくしたい!」と5年前から不動産を始めたこと。「現役キャバ嬢だからこそ伝えられることがある」。お客さんとしてやってくるキャバ嬢の女の子たちに寄り添いながら、日々奮闘する青木さんの姿が紹介されました。
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■二足のわらじを履きながら
そんな青木さんのセブンルールはこちら。
〈不動産アドバイザー 青木人生 の #セブンルール〉
1.顔写真入りの名刺を渡す
2.希望より安い物件から勧める
3.内見前にお客さんの起床確認する
4.彼氏がいることを隠さない
5.月に1回 母の手料理を食べに帰る
6.疲れたらホテルで何もしない時間を作る
7.水商売の味方でいる pic.twitter.com/KxuGUVcXIu— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) October 8, 2019
昼と夜と1日中働き続ける青木さん。食事は移動中のタピオカドリンクだというほど忙しい日々を送っています。
キャバ嬢としての経験を活かしながら、何かあったときのために希望家賃より低い物件から勧めたり、夜が遅いキャバ嬢たちのことを気遣い起床確認を行ったり。普通の不動産屋では気がつかない、絶対にやらない手厚い対処を行っています。
この視点は現役キャバ嬢として様々な人々を見てきているからこそ。
そんな慌ただしい日々を送っている青木さんですが、ホテルに泊まって1人の時間を楽しんだり、実家に帰ってお母さんの手料理を食べるなど、オフの時間を定期的にとり、リフレッシュしている様子でした。
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■女の子の見方!
そんな夜の世界で働く女性たちのために奮闘する青木さんの姿に視聴者は心を打たれたようです。
今週のセブンルールの人ってすごいな‥。
本当に夜の世界って難しいし、なかなか理解されにくい職種だと思う。
そんななかで不動産業界で活躍してて本当に女の子の見方だよね。
もっと理解されて偏見がなくなればいいなって思う。#セブンルール#水商売専門不動産アドバイザー#現役ギャバ嬢— みり🐰 (@mi040307) October 8, 2019
https://twitter.com/Foget1975/status/1181579594832338944?s=20
私なんかよりずっと若いのに姐さんと呼びたくなるようなかっこよさ。「水商売の味方でいる」という7番目のルールにしびれる。#セブンルール#青木人生
— あんこ (@anco_98_98) October 8, 2019
青木さんから溢れ出る「私に任せて!」という姐御感。確かに「姐さん!」と呼びたくなってしまいますね。女性のために働く女性はとてもかっこいい!
なかなか良いイメージがない夜のお仕事。そんな彼女たちも一生懸命、日々働いている。青木さんの仕事はこれからも多くの女性の心の支えになっていくはず。少しでも水商売の偏見がなくなる世の中がくることを祈るばかりです。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)