孤立した在日アジア女性のために…食を通じた交流に「心温まる」とほっこり
現地の味が楽しめる『神戸アジアン食堂バル SALA』の店長・黒田尚子さんに密着!
27日に放送された『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系)で、神戸アジアン食堂バル『SALA』店長・黒田尚子さんの自分に課しているルールが話題になっています。
■本場の味を届ける
黒田さんは、神戸市南京町にある『神戸アジアン食堂バル『SALA』の店長。若者からお年寄りまで連日多くのお客さんで店内はにぎわっています。
メニューは、タイ料理、台湾料理などアジア各国の料理が日替わりで楽しめます。「まるで現地で食べてる味」と話題に。それもそのはず。シェフを務めるのはアジア各国の女性たち。国際結婚などを機に日本に移り住んできた女性たちが厨房に立ち、故郷の味をお客さんに振る舞っているのです。
しかし、そのように日本に渡ってきた彼女たちは文化や言葉の壁に戸惑い、日本の社会になじめないという悩みが。そんな女性を応援したいと3年前に黒田さんはお店をオープンします。
孤立した女性たちに光を当て、アジア本場の味を届ける。
そんな黒田さんのセブンルールはこちら。
〈神戸アジアン食堂バルSALA店長 黒田尚子 の #セブンルール 〉
1.伝票はひらがなで書く
2.店の公用語は日本語
3.調味料は必ず母国のものを使う
4.休日はチェーン店をはしご
5.帰宅したら1時間 無になる
6.料理の感想はシェフに直接聞いてもらう
7.毎日みんなの元気を確認する pic.twitter.com/H1f5JOZjZK— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) August 27, 2019
国が違う店員全員が分かりやすいように伝票はひらがなで書いたり、店の公用語は日本語を使ったり。黒田さんの様々な国の人の気持ちに寄り添った心遣いが放送の中でたくさん見ることができました。
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■在日アジア人女性をサポート
日本で心苦しい思いをしている外国人の従業員を全力でサポートをする。公用語を日本語にすることで、日本語を覚える。漢字も読めるようになれば、彼女たちの仕事の幅を広がる。お店がしたいというシェフのために定休日はお店を貸し出し、自由に使ってもらう。ここでトレーニングをして、シェフの夢を後押しするのです。
黒田さんは、大学在学時に在日アジア人女性が孤立している現実を知ります。「何かできることはないか」。そこで黒田さんは母国の料理に目をつけました。
「料理って何かを伝えるための武器になるんじゃないか」
料理を通した支援をしたいと、26歳のときに脱サラをし、お店をオープンさせたのです。
「この店を自立の足掛かりにしてほしい」
毎朝「元気?」と従業員に声をかけ、元気がない人には元気をしてあげるのではなく、寄り添う。人々の思いやりが詰まったこの店は、黒田さんにとっても、シェフの方にとっても大切な場所になっているのです。
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■心がほっこり
黒田さんとアジア人女性の従業員の方との交流を見て、視聴者たちの心は充分に温まったようです。
初めてみた #セブンルール 日本社会のなかで孤立しがちなアジア女性と始めたアジアン食堂☺ 心が温かくなった。『そばに見過ごされる人がいて何も無いように生活をするような社会に生きていたくない。変えたい。』支援だけではなく温かい社会に変えたいという黒田さんの生き方。
— 明日は明日の風 (@m_onemorechance) August 27, 2019
今日のセブンルールに取り上げられてる黒田尚子さん、引きこもってる人を助ける為にお店で働いて貰って、自信をつけて貰って、言葉を教えて、自分が生きてる世の中に辛い思いをしてる人が嫌だから変えたいってお店を経営する。なんて思いやりだろう。#セブンルール
— Masamasa (@masausajp) August 27, 2019
今回のセブンルールすごく良かった。
多国籍の文化が交わる場所には実は日本人の集団だけでは出せないどこか目には見えない優しさや温もりがある気がする。そんなホッとした感想。— ニューヨーク (@Mr_NMB5296) August 27, 2019
在日アジア人女性の「今」だけではなく「その先」まで見通した黒田さんの行動に、視聴者たちはホッとした様子。
番組内でも黒田さんの存在がお店のシェフたちにとって、どれだけ心強い存在であるのか伝わってきました。黒田さんの優しくまっすぐな生き方にほれぼれしてしまう視聴者も少なくはありません。
今、多くの外国人労働者が日本にやって来ています。黒田さんの取り組みはこれからの日本社会で重要な役割を果たすかもしれません。
現地の優しいおかあさんたちの味を堪能しに、神戸に行ったときはお店を訪ねてみたいですね!
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)