谷原章介、“桜倒木で下敷き事故”に懸念 「倒れるかもしれないという意識を…」
清水寺へと向かう産寧坂のシンボル的存在だった樹齢およそ100年のしだれ桜が倒れて下敷きになった男性が重症。
24日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、京都・清水寺へと向かう産寧坂でしだれ桜の木が倒れて男性が下敷きになった事故について報道。
倒れたのは100年以上にわたり地元で親しまれた有名なしだれ桜で、司会の谷原章介さんは「桜の木が倒れる予兆」について言及していました。
■桜の木が倒れ教師が下敷きに
今回の倒木で、62歳の高校教師の男性が、根本から倒れた木に下敷きとなり病院に運ばれました。現場は、京都の観光名所として全国的に知られる清水寺の近く。
国内外から訪れた多くの観光客で賑わう産寧坂で、突然桜の木が倒れ現場は騒然としました。番組が入手した写真によると、木が根本からポキリと折れ、幹の白い部分がむき出しとなっています。倒れた木は坂を塞ぎ、隣の店にまで入り込むなど、事故の大きさが伺えます。
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■産寧坂のシンボル的存在だった
今回倒れたしだれ桜がある産寧坂は国内屈指の観光スポットで、一帯は重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
そのシンボル的存在が倒れたことで、地元の人の間にも動揺が広がっています。専門家によると、倒れた理由は「桜の大きさに対して植えているスペースが小さかった」「葉が増える時期で100キロ程度の負荷がかかり風で倒れた」可能性が予想されるそうです。
木の幹が腐っていた可能性もあるそうで、「幹に腐れがあったとしても水と栄養が根からあがっていれば葉は元気なので予兆は分かりにくい」面もあるようです。
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■戦後に植えたソメイヨシノの寿命も心配
お笑いコンビ・パックンマックンのパックン(パトリック・ハーランさん)は、「ソメイヨシノは病害虫に弱くて、平均寿命が60から80年ぐらいだと聞きます。ということは戦後植え付けられたものは今けっこうみんな寿命を迎えているということですか?」と、観光名所を心配。
今回倒れた桜はソメイヨシノではないものの、専門家は「おっしゃるとおり、60年、70年、80年たちますと、木のダメージはじわじわと積み重なってきます。幹の腐れや根のいたみ、それから枝の枯れとか。それが積み重なっていって、ある限界を迎えた時に倒れる」と話し、定期的な「木の健康診断」を勧めています。
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■谷原章介は「本当に難しいですよね」
谷原さんは、「広いところで育ててあげたら木にとってはいいんでしょうけど、ああいう狭いところにああいう桜があることが風情があったりするじゃないですか。本当に難しいですよね」と考察。
専門家によると、木が倒れやすくなっている目安としては「斜めになっていたり重心が上の方にあったりする木は『危ないな』と思ったほうがいいかもしれませんね」とのこと。
谷原さんは、「(木の)所有者の方も、あとは歩行者の方も、『倒れるかも知れない』という意識を持って、接した方がいいかもしれませんね」と注意喚起しています。
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(文/fumumu編集部・星子)