古市憲寿、被災者の避難先について提案 「自治体のビジネスホテルに…」

長引く避難所生活で心身が疲弊する被災者がいるなか、古市さんは「二次避難のことを深刻に考えていかないと」と提案。

古市憲寿

11日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、最大震度7を観測した能登半島地震による「避難所生活」について報道。

長引く避難所生活で心身ともに負担が増えていく状況を伝え、コメンテーターのの古市憲寿さんは「新たな支援」への期待を口にしました。



■精神的ストレスを抱える心配も

1日の能登半島地震から10日目を迎えた昨日、同番組は石川県・珠洲市内で住民が自主的に開設していた避難所を取材。

今は物資も揃いストレスなく運用しているとのことですが、6日前の取材時には炭で雪を溶かして生活用水を確保するなど苦慮していました。

また、避難所のまとめ役の男性は「ライフラインの復旧とかは当面めどが立たないと思うし、長期間ここでの暮らしを続けることが嫁とか子供のメンタル的にこたえてくるだろうなと」と話し、精神的ストレスを抱えて避難所を離れる人が増えていると明かします。



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■地元に根付いた産業の今後は

物資のみならず、災害廃棄物の問題やタンス預金の盗難の心配など問題は山積しています。

司会の谷原章介さんは、「牛が水が飲めないという牧場がありましたけれど。地元の根付いた産業、それがもし全部倒れてしまったらそのでの生活が倒れてしまう」と心配。

古市さんは、「中長期的には、地元の産業をどうするかですとか、もしくは新潟中越地震の時みたいに集落を移転するとか、街づくりみたいなことを考え直していかなきゃいけないと思うんですね」と考察しています。



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■古市氏は二次避難を提案

続けて古市さんは、「やっぱり二次避難の問題で、とくに1月下旬2月と寒くなっていくと思うので、なかなか寒い体育館とかで、高齢の方とか認知中の方もいると思うんですけど、そういう方がずっと寒い体育館にいていいのかと…」と問題提起。

もちろん希望者は地元に残ってもいいと前置きをしながら、「ただやっぱり選択肢は示してあげて、金沢市とか福井とか受け入れ自治体のビジネスホテルに移転したり一時的に避難するとかそういう二次避難のことを深刻に考えていかないと」と、提案しています。



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■谷原「アパートなどを用意して…」

古市さんは二次避難について「やっぱり災害関連死が出始めていますから、そこはきちんと対応していかないといけないところだと思いますね」と呼びかけも。

谷原さんも、「近県でも行政がきちんとアパートなどを用意して…一時避難されたい方は無償で家を提供しますというというところもあったりしますから、そこをうまく活用してほしいですね」と訴えています。


義援金の受付窓口(石川県)

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(文/fumumu編集部・星子

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