「単なるお金持ちの彼氏」 結婚後も“パパ活”を続ける愛人家業歴20年の女性
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。
今回は、愛人家業歴20年以上という元銀座ホステスのWさん(45歳)の話。
■芸能界に憧れて東京へ
九州出身のWさんは彫りの深い顔立ちで身長168センチ。中学生の時から芸能界に憧れ、親に内緒で東京の芸能事務所にせっせと履歴書を送る日々を過ごしていたと言います。
「一応1次審査は合格するけど、親に反対されてるから福岡で開催されるオーディションに出かけるまではできなくて。悔しくて早く東京に出たくてしょうがなかったです」。
大学進学のために東京に出てきてからはスカウトされるために毎週のように原宿に行い、念願叶って無事いくつかの芸能事務所から声をかけられました。「大手事務所からのスカウトはなかったけど、小さな事務所でモデルを始めることになって。カットモデルとか雑誌のスナップから始めて読者モデルに。ドラマのエキストラとか深夜番組のアシスタントとか、あと、グラビアもちょっとやったかな」と、大学生活のかたわら、それなりに順調に芸能活動を続けていたそうです。
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■初めての愛人
実家からの仕送りはあったものの、遊ぶお金が欲しかったWさん。「夜遊びしてるとだいたい奢ってもらえるし、知り合ったおじさんに夜ご飯誘われたりするから食事代はあんまりかからないんだけど、服とか化粧品とか美容院代が必要で。ある時、銀座をブラブラしてたらスカウトされて」そのまま面接に行き、銀座ホステスデビューを果たしました。
「お店は20時から24時までだけど、私は大学生だからとか言って23時上がりで。それでもヘアメイク代引いて日給2万円もらってましたね。お酒も飲まなくていいし、アフターもしなくていいし楽なバイトでした」と当時を振り返ります。
そこで知り合ったのが不動産事業を営むY氏。「初めて席に着いた時から一目惚れだとか言われて。月80万で愛人にならないかと口説かれてすぐにOKしました」。じつは、ホステスを始めてから頻繁に愛人の誘いを受けていたWさん。ところがそのほとんどは「月30万円」と提示されることが多かったので、80万円という高額の提示に即決したと言います。
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■赤坂と銀座でホステス
「最初のパパとは2年くらい付き合って、現金で総額2000万くらい貢いでもらったかな? それ以外にもブランド品とかたくさん買ってもらって。でも、だんだん付き合うのめんどくさくなって別れたらお店にもいづらくなったんです。パパと別れたらお店を変える、みたいなことを27歳くらいまで続けてましたね」。
大学卒業後も芸能活動を続けていたWさんですがドラマのエキストラから先に進むことはなく、事務所のレッスンとオーディションばかりの日々が過ぎていきました。「30になって芸能の仕事も行き詰まりを感じて。愛人の誘いも80万から50万って下がっていくのが屈辱でしたね」。
そこで心機一転、赤坂にホステスの場を移したWさん。「私には銀座より赤坂の方が合ってたみたいで赤坂の方が太パパに出会える率が高かったです」と話すように、赤坂時代に知り合ったパパからはマンションや外国車のプレゼントなどもあったそうです。
「でも私バカだったから名義のこととか何も分かってなくて。マンションも車もパパの会社が倒産したら全部没収されちゃったんですよ。そこから学んで、マンションとか車買ってもらう時は自分の名義にしてもらおうって思ったんですけど、その後そこまでの太パパには出会えなかったですね」。
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■マンションも車も何も残らなかった
そうして、芸能活動とホステス、愛人と三足の草鞋を履いていたWさん。34歳で芸能事務所を辞めフリーになり、37歳の時に食事会で知り合った2歳下の男性と結婚した後は専業主婦になりました。
「夫は一応経営者で生活費は出してくれるけど、私のお小遣い少なくて自分で稼ぐしかないんですよ。ドラマのエキストラやライブ配信してもたいした額にならないから夫に内緒でずっとパパ活してます」と、45歳になった今も交際クラブに登録し、パパ活をしているそうです。
「結婚は老後の安心のため。好きとか嫌いとかじゃなくて面倒見てくれるっていうから身請けされたようなもんです。これまで就職したことないし、自分の美貌がお金に変わるうちはパパ活を続けます。こっちが60になっても70になっても80歳のおじいちゃんから見れば私は充分”若い女“ですからね」。
Wさんにとって、パパ活とは一体どんなものなのでしょうか?
「パパは単なる”金持ちの彼氏“ですよ。不倫相手がお金持ちなだけで手当もらってるだけ。独身時代も結婚してからも、私にはただずっとお金持ちの彼氏がいるってだけ。彼氏が1人の時もあれば2人の時もあって。パパ活は一妻多夫制みたいなイメージかなぁ?」
ちなみに、旦那さんへの罪悪感は一切ないそうです。
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(文/fumumu編集部・coco)