バス・タクシー人員不足で外国人運転手検討 谷原章介「行政がどう支えるか…」

大阪府内で路線バスを運行する「金剛自動車」が、約3ヵ月後にバス事業の廃止を決定。地域住民に当惑の声が広がる。

谷原章介

13日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、バス・タクシーのドライバー不足に伴う外国人運転手の雇用について報道。

大阪府内の4つの市町村で人手不足によって路線バスが廃止になり、司会の谷原章介さんも対応策に思いを巡らせました。



■90年近く続いたバスが廃業

同番組は90年近く続いた、大阪府内で路線バスを運行する「金剛自動車」が、約3ヵ月後にバス事業の廃止を決定したことを伝えています。

同社は12月20日に、現在運行する14路線すべてを廃止すると発表しており、突然の事態に利用者は困惑。

町の人々からは、「困ります。田舎ですから足がない」「免許返納して難儀していますわ。他の会社でいいからやってほしい」「どうしたらいいんやろ。あんまりここまででてこられへんなぁ」など、戸惑う声が上がっています。



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■外国人労働者の活用を検討中か

12月21日以降の路線については、まだ「複数の事業者と関係市区町村などが協議」をしている段階とのこと。

来年4月から残業時間の上限が厳しく規制されるようになり、バス・トラックー・タクシーなどのさらなる人手不足が予想されます。

そのため国土交通省は、現場の要望を受けて外国人労働者の活用の検討をしており、今年度中にも在留資格である「特定技能」の対象に、「自動車運送業」を追加する方針で調整に入っています。



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■ニューヨーク市のタクシーは9割外国人?

外国人ドライバー活用については「逆に外国のかたが日本の良いところを伝えられるのではないか」と肯定的にとらえている人がいる一方で、言葉の問題や道路や建物の把握を心配する向きも。

谷原さんは、「ドライバーの人員不足が原因ということですけど、利用者のかたからは困惑の声があがっていますね」とインフラが滞ることを心配。

パックンことパトリック・ハーランさんは、ニューヨーク市のタクシー運転手は9割以上が外国人だと明かし、「外国人労働者を導入するのか、民タクの規制を少し緩和して、よりライドシェアを促すのかより柔軟な対応が必要だなと思います」と考察しています。



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■地方のバス事業者の99%が赤字

さらに谷原さんは「行政がどう支えるかっていうのがありますけど、他の分野にも人員不足が広がっていますよね」と、深刻な人手不足に悩む現状を憂慮。

また、昨年の調査によると地方のバス事業者の99%が赤字とのことですが、谷原さんは「人員不足をどう補うかだけでなく、どうコンパクトにするかも必要かもしれませんね」と提言しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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