宮根誠司、京アニ放火殺人事件初公判で疑問 「責任能力はあるんじゃ…」
京都アニメーションの第1スタジオを放火し、36人を殺害した青葉真司被告の初公判。刑事責任能力の有無が最大の争点に。
5日の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)では、2019年の京都アニメーション放火殺人事件で起訴された、青葉真司被告の初公判について報道。
司会の宮根誠司さんは、弁護側が青葉被告の責任能力を争う意向を示したことに疑問を呈しました。
■ガソリンをまいて社員36人を殺害
36人が犠牲となった、京都アニメーション放火殺人事件から4年を経て、青葉被告の裁判員裁判の初公判が行われました。
青葉被告は京アニの第1スタジオに侵入してガソリンを撒いて放火し、スタジオを全焼させて社員36人を殺害。32人に重軽傷を負わせたとみられています。
青葉被告は「訴状に書かれていることは間違いありません」と起訴内容を認めつつ、「こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、今はやり過ぎたと思っています」と述べたと報じられました。
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■「謝罪がないのか」と宮根愕然
青葉被告は当時、京アニ側に対し「自分の小説を盗んだからやった」と逆恨みとも思われる動機を語っていました。
また、事件の1ヵ月前にも大宮駅で包丁を持ち無差別殺人を企てたものの、断念したことも明らかになっており、強い殺意があったことが予想されます。
宮根さんは「ちょっと愕然としたんですけど。謝罪がないのかって…」と困惑気味にコメントしており、「刑事責任能力っていう話に、これからなってくると思うんですけど」と今後についても思いを馳せています。
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■弁護側は心神喪失で無罪を主張か
今回の裁判は来年の1月までの長期におよび、3段階に渡って審議が行われる予定になっています。
弁護側は「妄想にとらわれていて心神喪失で無罪、または心神耗弱で刑の減軽をされるべきだ」と主張しており、一方で検察側は完全責任能力があると見ているそう。
青葉被告は逮捕後、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思い実行した」「一番多くの人が働いている第1スタジオを狙った。(所持していた包丁は)邪魔する人がいたら襲うつもりだった」と、計画性が伺える供述をしています。
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■宮根「責任能力あるんじゃないの?」
宮根さんは、「専門家の方が刑事責任能力を決めるんでしょうけど、この供述を見る限り『責任能力あるんじゃないの?』と思っちゃいますけどね」と疑問を呈しています。
コメンテーターのデーブ・スペクターさんも「思いますねぇ、計画性も疑う余地もないし」「こんな酷いことをやる人は、そもそも正常な人はやりません」とのべており、刑事責任能力の有無が最大の争点になることが予想されます。
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(文/fumumu編集部・星子)