宮根誠司、ジャニー喜多川性加害問題に自責 「あえて触れなかった、僕も含めて」
ジャニーズ問題について「過去、最高裁の判決も出てるし、『週刊文春』も報じてるし…」と知っていながらも”あえて触れなかった”ことに心境を吐露。
4日放送の『ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、司会を務めるフリーアナウンサー・宮根誠司さんは、長きに渡りジャニーズ問題を取り上げてこなかったマスメディアに対して「『あえて触れなかった』って認めたほうがいいと思う」と意見を述べました。
■「当事者の会」が会見 ジャニーズ事務所へ“要請”
4日、「ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)」が記者会見を開き、ジャニーズ事務所側へ“要請”を行いました。
ジャニー喜多川の性加害について、ジャニーズ事務所と被害者との間で、直接対話・協議し「事実究明・対話救済委員会」の設立と「事実究明・対話救済委基金」の設置を、速やかに行うことを強く要請。同番組では、この会見を速報で届けたのち、元祖アイドル・フォーリーブスの北公次さんが告発した35年前の映像を紹介。
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■35年前の告発映像
ジャニー喜多川がプロデュースしたフォーリーブスのメンバーだった北さんは、1988年に著書『光GENJIへ:元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』(データハウス)を発売。合宿所(自宅)に住んでいたこと、何度も性加害を受けたことが赤裸々に記されており、その翌年には同名のビデオが発売されています。
『ミヤネ屋』でもこの映像を一部流し、北さんがジャニー喜多川に対して「もう、繰り返しはやめろよ!」と訴え、メディアがどこも取り上げないことを指摘し「わかってて、わかってないふりしてるだけなんだよ!」と怒りをあらわにした映像を公開しました。
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■「マスメディアはそう言っちゃったほうがいい」
宮根さんから感想を聞かれた、芸能レポーター・菊池真由子さんは「35年前にビデオの存在があったけど、どこも報じなかったということに驚き、外国(BBC)からの報道がなければ動かなかったのかと…それは反省するところだと思いました」とコメント。
これを受け、宮根さんは「僕はフリーだから言えるんですけど…」と前置きし、「テレビ局の方は、ジャニーズ事務所のタレントさんに出てほしいし、視聴率も取りたいし、僕も含めてリポーターも“取材対象”だし…」と局側の気持ちに理解を示しながらも、「『あえて触れなかった』って認めたほうがいいと思う。あえて触れなかったじゃないですか、みんな。マスメディアはそう言っちゃったほうがいいと思いますよ」と自論を述べました。
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