「そうなっちゃったら楽だよ」 元関西ジャニーズJr.一部のジュニアから言われた言葉を回顧
暴露本を読み「ウソやろ」と思っていた少年が、ジャニーズ事務所入所数ヶ月後に性被害に。
YouTubeチャンネル『Arc Times』が31日、動画を更新。元関西ジャニーズJr.として活動していた男性が、ジャニー喜多川からの性加害を拒否するなかで、仲間であるジュニアから言われた言葉を明かしました。
【動画】暴露本を読み「ウソやろ」と思っていた少年が、ジャニーズ事務所入所数ヶ月後に性被害に
■暴露本の内容は「ウソやろ」と入所
「ジャニーズ性加害問題当事者の会(JSAVA)」の9人目のメンバーとして加わったのは、現在40歳の長渡康二(ながと・こうじ)さん。
「キラキラした世界に憧れていた」という長渡さんは、ジャニーズ事務所に何度も履歴書を送り、1996年(13歳)で念願の入所。当時から、いわゆる“暴露本”も読んでいたようですが、「ウソやろ」と思っていたといいます。
しかし入所から数ヶ月後には大阪のホテルで性加害を受け「ホンマなんや、と震えが止まらなかった」と、ウソだと思っていたことが現実であったことに深く傷ついた当時について語りました。
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■「ある程度受け入れないと、いる意味がない」
その後、関西ジャニーズJr.から関東ジャニーズJr.に転籍した長渡さんですが「性被害を受けつづけながらやっていけるのか」と葛藤しながらも、ジャニー喜多川からの性加害を抵抗・拒否をつづけます。
しかし高校2年生(17歳)の冬、目標のひとつである“デビュー”などを視野にいれて考えた際「ある程度受け入れないと、いる意味がない」と、性加害を我慢して受け入れようとの考えに至ったのだとか。
我慢しよう…と思ったものの「触られた瞬間に震えがきて、気持ちが悪い…というのが、最初の時よりも大きくなっていた」と、パジャマでスリッパを履いた状態でホテルを飛び出し、3時間以上かけて自宅に帰ったことを振り返りました。
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■「そっちにいっちゃう人もいた」
また「一部のジュニアの中には、そっち(同性愛)にいっちゃう人もいた。知ってる限り、10人くらいはいた」と、性経験もない少年の一部には、ジャニー喜多川からの性加害をきっかけに同性愛者になった仲間もいたと告白。
「そうなっちゃったら楽だよ」と言われたこともあると明かし「なろうと思ってなれるわけじゃない」と当時の心境を語りました。
「1回でもトラウマになりますし、今喋ってるなかでも、思い出して気持ち悪いんです」と、今もなおフラッシュバックで手の震えなどに苦しめられていることを伝え、藤島ジュリー景子社長に対して「まずは認めていただいて。そこからじゃないかと思います」と述べました。
ジャニーズ事務所は9月7日に記者会見を開く予定です。
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