博多華丸・大吉、22年前に挑戦した『M-1』で失格になった理由を明かす 「もう終わったと…」
2001年の『M-1グランプリ』で準決勝まで進んだ博多華丸・大吉。ところが、理不尽な理由で失格になってしまいます。
27日、『日曜日の初耳学』(TBS系)のゲストに、お笑いコンビ、博多華丸・大吉が登場。
漫才コンテスト『M-1グランプリ』の準決勝に進出したものの、まさかの理由で失格になっていたことを明かしました。
■M-1の記念すべき第1回大会に出場
博多華丸・大吉といえば、現在は大吉さんが『M-1グランプリ』(ABCテレビ・吉本興業/テレビ朝日系)の審査員として活躍。コンビとして大会に出場したイメージがあまりありませんが、じつは2001年の第1回大会に一度だけ出場経験がありました。
当時の出場資格は、芸歴10年以下というもの。しかし、2001年の時点で博多華丸・大吉は結成11年目を迎えており、出場資格がなかったそう。
ところが、所属する吉本興業の社員から「大丈夫、関係ない関係ない」「全国で盛り上げるために、お前らの出ろ」と勧められ、「会社の人が出ろって言うなら…」ということで、出場することになったことを明かしました。
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■準決勝で大ウケ
思いがけず出場したところ、トントン拍子に準決勝まで勝ち上がった華丸さんと大吉さん。準決勝でのネタ順は、優勝候補のますだおかだ、予選で旋風を巻き起こした麒麟の間という、厳しい順番でした。
そこで、大吉さんは「この3組だから、こんなもんどうにもならんだろうと思って、当日ネタ作って、珍しく時事ネタだったんです」と、本番当日に作ったネタで勝負したことを明かします。
華丸さんによると、その日は2002年の日韓ワールドカップの組み合わせ抽選が行われた日だったため「フーリガンが大阪で暴れまわったら、つぼらや(店名)のフグを蹴り飛ばすばい」というような時事ネタを披露したそう。すると、客席は「めちゃくちゃウケた」のだとか。
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■結果を待つ2人に社員が告げたのは…
準決勝の本番を終え楽屋に戻ると、吉本興業の社員が飛び込んできて「お前ら決勝に残る可能性が非常に高いから、急遽泊まりにせえ」と言ってきたそう。そこで、寿司屋で結果を待つことに。
2人は「なんか分からんけど、俺たちの人生が今大きく変わろうとしているばい」と期待しながら結果発表を待っていたと言います。
2時間後、戻って来た社員はなぜか半笑い。大吉さんが「どうしました?」と聞くと、社員は「10年目ちゃうやん! 11年やってるやん!」と言ってきたのだとか。そして、博多華丸・大吉はまさかの失格となってしまったのです。
当時の気持ちを振り返り「もう終わったと思いました」と華丸さん。「やっぱ芸能界とかこういう世界って運が大事なんだな。やっぱり運がないんやな」と思ったと言います。また、大吉さんは「悔しいとかそんなんよりも、ああツイてないなっていう方が強かったですね」と語りました。
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■「華大さんは安定のおもしろさで癒された~」
『M-1グランプリ』出場時は、2人とも31歳になる年だったそう。当時は「30歳までに結果を出す」と考えていたそうで、華丸さんは「あの時はちょっと(芸人)辞めようかな」と思うほどショックだったと明かしました。
放送終了後、ネット上では「11年目でも出ていた華大 関係ない関係ないと言われてるのもすごい」「華丸・大吉のおふたり歳を重ねていいおじさんになってそれが似合うの素敵」「華大さんは安定のおもしろさで癒された~お二人の信頼関係尊い」との声が上がっています。
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(文/fumumu編集部・大島 あひる)