どんなにできた人でも、ときには失敗することがあるものです。
それでは他人の失敗に対して、どのような感情を持つ人が多いのでしょうか?
■約7割、人の失敗には寛容
fumumu編集部では全国10〜60代の男女1,000名を対象に、「他人の失敗」に関する意識調査を実施しました。
その結果、「人の失敗には寛容なほうだと思う」と答えた人は、全体で69.1%。
fumumu取材班は女性たちに、人の失敗に寛容な理由について聞きました。
関連記事:他人の「できない」にイライラ… 人に厳しい自分から抜け出す方法
①自分も失敗するときがあるので
「私は、仕事でよく失敗をしています。そんな私なので、他人のミスなどをあれこと批判できるわけがないと思っているんです。きつく注意したすぐ後に、私のミスが発覚するなんてこともありそうなので…。
私自身のたくさんのミスを、上司や先輩が寛容に受け止めてくれています。注意はされますが、次につながるような愛のある言葉をかけてくれるんです。
私も後輩に対して、そのような優しさで接していければいいなと思っています」(20代・女性)
関連記事:人の失敗に寛容になれないのはどうして? イライラを防ぐための考え方3つ
②相手に嫌われたくない
「私はあまり、人にきつく言えない性格なんです。そのために後輩がなにかミスをしても、笑顔で流してしまうことも多くて…。きっと、相手に嫌われたくない気持ちが勝つのでしょうね。
ただ上司から、『相手のためにならない』と注意されたこともあります。本当に後輩のことを思うのであれば、きちんと言うべきことを伝えたほうがいいのでしょうね。
少し注意したくらいで、嫌われることもないのでしょうけれど…」(20代・女性)
関連記事:誰でも仕事ができるようになる!? 確実に頭ひとつ突き抜ける人の共通点
③わざとしたわけではないため
「後輩がなにかミスしても、あまり強く注意することはありません。『次は気をつけてね』と言って、落ち込んでいる後輩には励ましの言葉をかけるなどします。
誰も、わざと失敗はしません。一生懸命にがんばった末に、失敗してしまうことが多いと思うんです。おそらく本人が一番落ち込んでいると思うので、追い込むようなことはなるべくしたくありません。
やる気が見られない人が失敗ばかりしていたのなら、話は変わってくるでしょうけれど…」(20代・女性)
失敗に寛容でいるのは大切ですが、「甘やかす」のはまた違うのかもしれませんね。
・合わせて読みたい→人の失敗に寛容になれないのはどうして? イライラを防ぐための考え方3つ
(文/fumumu編集部・ニャック)