女性の約4割が「マスク生活を続けたい」と吐露 その“理由”に考えさせられる…
多くの女性たちが「マスクを外したくない」と思う理由の1つは……。
今年3月13日から、マスクの着脱は基本的に個人の判断となり、徐々にマスクを外して生活するようになってきました。
しかしその一方で、女性たちが「マスクを外すことをためらう理由」の1つが、編集部の調査で明らかに。
■女性の約4割「マスクで歯並びを隠していたい」
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に、「規制緩和後のマスクの着脱」について調査を行なったところ、全体で33.4%の人が「歯並びに自信がないため、このままマスク生活をしていたい」と回答。
男女別に見ると、男性26.7%に対して、女性は40.2%と女性で高い割合が目立ちました。
関連記事:いま、約3割がマスクを外している場所 「推奨されてるのに睨まれる」と嘆きも…
■拍車をかける「マスク美人」のルッキズム
長く続いたマスク生活のなかで、話題になった言葉の1つに「マスク美人」があります。
これは“マスクを外すと残念な人”という意味で使われる場合が少なからずあり、マスクを外した顔がイメージと違って「残念」「ガッカリした」などと投稿するユーザーも見受けられるようになりました。
口元は、マスクを外したときに相手から注目されやすい部分でもあり、“マスク美人”と揶揄されかねない状況下で、脱・マスクに億劫になってしまう人が少なくない状況がうかがえます。
関連記事:恋愛における“マスク着用”は… インタビューで見えた「対照的な意見」が深い
■歯科矯正にも様々なハードル
かといって、歯科矯正治療は一部の場合を除いて基本的には保険適用外であり、費用面など様々なハードルが。
編集部が話を聞いた女性は、「バイト代を貯めて21歳から2年間ワイヤー矯正をしました」とコメント。
コンプレックスが解消され「終わった今では本当にやって良かったと思っています」としつつも、「毎月の調整後は唾を飲み込むのもつらいほど激痛でした」といった苦労話も明かしてくれました。
関連記事:周囲の目も気になるし… 約2割がコロナ禍の外出時に忘れてしまったモノ
■近づく夏に様々な思い
夏にマスクを外して過ごせるのはこの上ない喜びのはずですが、それでも複雑な思いを抱えている人も。
編集部が話を聞いた別の会社員の女性は、「暑くなったら自然と(マスクを)外すようになると思う」としつつも、「少し出っ歯なのがマスクで隠れていた安心感みたいなものはあったので、人前で外すことに抵抗がないと言えば嘘になりますね(笑)」と話していました。
気温が上がり、今より多くの人がマスクを外すようになるこれからの季節。親しみを込めた“容姿イジり”のつもりでも、その一言が誰かを深く傷つけてしまう場合も。改めて、マスク着脱に関する個人の意志の尊重や、相手を思いやる気持ちを心がけたいものです。
・合わせて読みたい→恋愛における“マスク着用”は… インタビューで見えた「対照的な意見」が深い
(文/fumumu編集部・衣笠 あい)