「ゲームをやり続けろ!」 いくら大好きなゲームでも、他人にこう命令されてしまっては楽しさが半減してしまうのかもしれません。
近日中国にて、息子のスマホゲーム依存に悩んだ男性が「逆に死ぬほどやらせる」という作戦をとった所、見事に依存を断ち切ることが出来たとネット上で報告。その経緯に賛否両論があつまり、大きな話題を呼んでいます。
■朝までやり放題
中国の深センに住む黄(コウ)さんは、近年息子がスマホゲームにドハマりし、夜中になっても中々寝てくれないことに悩んでいました。
連日深夜1時を過ぎるまでゲームを続けている息子を「いい加減なんとかしないと…」「それにしても親の言うことを聞かずにゲームばかりして!」と思った黄さんはある日「よし、今日は朝までゲームをやれ」と声をかけたのだそう。
息子は驚きつつも了承したと振り返っています。
関連記事:松丸亮吾、ゲーム障害に「勉強しないのはゲームのせいじゃない」に絶賛の声
■強制ゲーム大会
深夜2時、3時と時が経過するにつれ、さすがに疲れたのでしょう。息子は「もうそろそろ寝るよ」と黄さんに告げました。しかし、黄さんは「ダメだ。朝までやるって約束しただろう。トイレと水飲み休憩ならとっていいぞ!」と容赦無し。それどころか「明日の学校は休んでいい。とにかくゲーム三昧だ! 父さんも見張ってるからな」と宣言したのです。
ゲーム開始から12時間が経過したころ、あまりの眠さに息子は一度目をとじてしまいます。しかし黄さんはそれでも容赦なく彼を叩き起こし「続きをやれ」と強制的にスマホを握らせました。
翌日の夕方6時までただひたすらスマホを触らせるという父の奇行に対し、息子は「ごめんなさい、もう長時間のゲームは控えます。反省しました」と自ら謝罪したそうです。
関連記事:明石家さんま、ドラマで息子の喘息を「気」で治したシーンに賛否両論の声
■「結局喜ぶだけ」という声も…
この「ゲーム依存治療作戦」に対し、ネットからは同じく子供のゲーム依存に苦労するユーザー達の賛否両論が沸き起こりました。
「羨ましい。同じことを子供にしたことがあるけど結局喜ぶだけだったよ…」「本当に治ったの?しばらくしたらまたダラダラ依存すると思う」「若者の集中力と体力をナメてはいけない」と「意味があるとは思えない」という否定的意見が圧倒的に多いようですが、黄さん自身は「効果があった」と感じている様子。
「息子からはもう長時間プレイをしないという誓約書も貰っています」と公表しています。
一度極限状態になるまでプレイさせるという手も、あながち間違いではないのかも…?
・合わせて読みたい→明石家さんま、ドラマで息子の喘息を「気」で治したシーンに賛否両論の声
(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子)