『相棒』制作現場でセクハラか 武井壮が相談窓口に「最低の対応」と苦言
映画製作配給大手「東映」の元社員である20代女性が60代の男性スタッフにセクハラを受けたと告発したことが明らかに。
14日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の元スタッフのセクハラ告発について報道。
タレントの武井壮さんも相談窓口の対応について苦言を呈し、注目を集めています。
■60代の現場スタッフから手を握られる
13日、映画製作配給大手「東映」の元社員である20代の女性Aさんが、同社と契約していたスタッフからセクシャルハラスメントの被害を受け、「東映」側が謝罪していたことが報じられました。
Aさんは、60代の現場スタッフから手を握られた直後から携帯に飲みの誘いを受け、その後も頻繁にメッセージが送られてくるようになったと訴えておます。さらに、返信をしないようにしたところ度々電話が。
無視していても不在着信メッセージで「ラインをみてください」というメッセージが入ったこともあるそうで、精神的負担となったことが予想されます。
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■ホットラインに相談し「絶望」
さらに、別の60代の男性スタッフからは突然「彼氏はいるのか?」と聞かれ、最近会えてないと話したところ「彼氏と別れるか」「俺の彼女になるか」と言われたとのこと。
Aさんが思わず「ハハハ」と流したところ、プライベートの時間に執拗に誘われたり呼び出されるようになったもようです。
たまりかねたAさんが社内のホットラインに相談したところ、「(2人は)他の人にも同じことをしているから気にしなくて大丈夫」という回答も。
Aさんは、自身が「自意識が過剰」と言われたように受け取ったとのことで、「結構絶望しました」と述べています。
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■武井壮「一番問題なのは相談窓口」
内部通報窓口であるホットラインに通報しても、「警察に言っても対応はしてもらえないんだから」「モテてよかったね」といった不誠実な対応を受けたと話すAさん。
結果的に、体調を崩してしまい昨年の10月に退職したそうです。「東映」は弁護士による調査を行い、男性社員を厳重注意したと発表しており、「不快な思いをさせ、相談を受けた際の対応にも不適切な点があった」と謝罪したということです。
コメンテーターの武井さんは、「一番問題なのは相談窓口」「『対応はしてもらえないよ』とか『モテてよかったね』とかこれは最低の対応。なんの相談窓口にもなっていない。これが一番の問題で…」と、窓口の対応に苦言を呈しました。
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■現場での誘いはNGにすべきか
続けて武井さんは、60代の男性が独身なのか既婚者なのかなど状況が分からないのでコメントしづらい面はあると発言。
それを踏まえた上で、どのあたりでハラスメント認定するかについて思いを巡らせ、「現場での個人的なお誘いは異性からは受け付けませんという意思表示ができるような仕組みを作ったりとかそういうことも必要かと思うんですよ」と提案。
社内恋愛はセーフで振られたらハラスメントとなるのも問題だとして、「声をかけてほしくないラインをきちんと表示できるようにしておくとか…」など、今後のセクハラ防止策について思案していました。
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(文/fumumu編集部・星子)