家族や親戚が集まることが多い正月。セクシャルマイノリティのなかには、帰省をためらってしまうほど正月を憂鬱に感じてしまうことがあるそうです。なぜなのでしょうか。fumumu取材班は聞いてみました。
①結婚の話題が上がりやすい
「なぜか人が多く集まると、『彼女いるの?』『彼女とはどう?』『結婚の予定は?』と、恋愛・結婚に関するツッコミが増えます。ゲイなので彼女はいません。でも、ゲイだとカミングアウトしていないから、『彼女いるの?』って聞かれると、つい頷いてしまうんです。
細かいところまで突っ込まれたくないし、結婚の予定もないし。でも、『早く結婚してあげないと、彼女かわいそうでしょう』と余計なお節介まで働かれるし。すんごく疲れちゃうんですよね」(20代・男性)
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②家のことを聞かれる
「手取りが少ないので、家を出るときに『一人でやっていけるの?』としつこく言われました。確かにとても生活できそうにない給料なので、『恋人と同棲するから平気』って伝えたんですよね。でも、そのせいで家に帰ってくると私の生活が心配みたいで、『料理は上手くなったの? まだ変なもの作ってるの?』とか色々聞かれます(笑)
そこまではまあ、『親だしな〜』って流せるのですが、例えば料理は恋人に任せているというと、『女の子なんだから〇〇しなきゃ』みたいに言われてイラっとしてしまいます。
別に男女で役割分担は決まっていないし、考え方が古いですよね。そもそも、女の子と住んでるんだから、それは置いておいても『得意な方がやればいいじゃん…』と思うのですが、まあ女の子と住んでることは言っていないので、お説教はとまらないし口も挟みにくいですよね」(20代・女性)