静岡県浜松市にあるミニシアター「シネマイーラ」が、94歳の利用客からもらったという手紙を公開しました。心打たれる人が続出している模様です。
■94歳の利用客からの手紙
「シネマイーラ」は、新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言を受けて、4月25日〜5月8日(予定)まで休館。感染拡大の状況や政府からの要請等により変更することを報告していました。
そんな中、「94歳のお客様から温かいお手紙とご支援を賜りました。この手紙はシネマイーラの家宝にします」と投稿した上で、寄せられた手紙を公開しました。
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■手紙の内容
手紙には、映画への感謝のほか「戦争の激しかった頃、映画館の灯が次々消え、残っている映画館はつまらない国策映画ばかりかけるようになりました」と昔を回顧。
続けて「コロナ禍過ぎし頃、映画業界の再編が進んで、同じような状況になることを強く懸念しております」と、今回の新型コロナウイルスと重ねて心配な思いを綴りました。
加えて、「戦時下に青春を過ごして学業もままならなかった私に、映画は社会のこと、人生のこと、狭い私の経験では到底計り知れないことを教えてくれました。映画は私にとっての大学でした。命ある限り映画を観続けたいと思います」と、映画の意義を明かし、「再開、心よりお待ち申し上げます」と締めくくりました。
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■映画は世界を広げてくれる
これには、「この手紙は映画に関わる全ての人たちの素敵な素敵な宝物ですね‼︎」「素敵すぎ! しかも鳩居堂の便箋というのがまた…!」「泣けますね。 特に映画は私の大学でしたというところ。 映画は世界を広げてくれるということには心から賛同します」と感動する人からのコメントが続々と寄せられています。
映画は自分とは違う人の人生を疑似体験したり、新たな知識を映像と合わせて得ることができるものですよね。お手紙を寄せた方が、新型コロナウイルスが落ち着いてから再び映画が楽しめますように…。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)