新型コロナウイルスが欧米、そして日本で猛威を振るっている中、長らく都市封鎖を行っていた中国・武漢では3月25日現在、一部の地域を除きほとんどの行動制限が解除されています。
中国当局は、18日から21日までの4日間新規患者が0と発表していますが、海外の専門家はおろか、現地の住民もその数字を信用していないということが明かされています。
■本当に0なの?
一部の海外メディアのインタビューに答えた中国国民は「武漢にはまだたくさんの感染者がいる。皆が仕事を再開すると、更なる勢いで蔓延するのではないか」と心配顔。
中には「当局の数字なんか信用しちゃいけない」と明言する人まで現れました。
この他にも「家族が苦しんでいるので病院に行ったら追い返された」「国が感染者0と言えば感染者0なんだ。これから感染しても新型コロナとして認められないだろう」とネット上でリークする者が現れてはアカウントを削除されていくという状態が続いています。
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■各専門家が再流行を警告
中国の現状に対し、各国の専門家は「たとえ新規感染者が0であったとしても、今後は留学からの帰国者、旅行者、仕事の移動などで再度感染が起こってしまう可能性がある」と指摘。
中でも香港大学の公共衛生学院教授・高本恩(Benjamin Cowling)さんは、「第二波の流行に注意しなければならない」と警鐘を鳴らしたほか、近日中国では「外部からの感染者」が続出しているため、再流行は「時間の問題である」とも説いています。
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■中国の発表は「誰が信じる?」
また、ドイツの専門家であるChristian Drostenさんはメディアのインタビューに対し「中国の感染者は再度増加するだろう」と回答しており、当局が発表している感染者の数には「誰が信じるんだ?」と疑問を呈しました。
また、中国が封鎖を解除したことに対して「全ての答え合わせは一ヵ月後だ」と話し、新型コロナウイルスが原因で死亡した患者数を隠蔽することは既に困難ではないかと意見を述べています。
治療薬やワクチンがない中、私たちは自分が今できることを落ち着いて考え、適切な行動をとりたいものです。
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(文/fumumu編集部・AKO)